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08参考資料1 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンファクトシート追補版 (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》 |
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②尖圭コンジローマ
ア)国内の尖圭コンジローマ疫学状況
尖圭コンジローマは、HPV6、11 型などの感染により発症する良性の疣贅で、生殖器およびその周辺
に発症する。
感染症法に基づく感染症発生動向調査では 5 類感染症定点把握疾患に分類され、全国約 1,000
箇所の性感染症定点医療機関(性感染症定点)から毎月性別、年齢群別に患者数が報告されている。
2023 年 3 月に性感染症定点から報告された尖圭コンジローマの男女別年齢群別報告数を示す。尖圭コ
ンジローマの年齢群のピークは、男性は 25 歳~29 歳、女性は 20 歳~24 歳であった。(図 8)
図 8. 尖圭コンジローマの男女別・年齢群分布(2023 年 3 月) (30)
性感染症定点から報告された 15 歳~29 歳の若年者での尖圭コンジローマの発生動向は、性器クラミ
ジア感染症などに比較して頻度は低いものの、男性は横ばい~やや増加傾向、女性は横ばいである(図
9)。また、男女とも報告数に季節性はなく、定点あたり 0.5 人/月前後の報告であるが、2022 年後半から
2023 年 3 月まで 0.5 人/月~0.6 人/月とやや増加しており、男性における増加が反映されている(図 10)
。
2015 年の感染症発生動向調査と 2014 年 9 月の日本の医療機関調査で報告された全外来患者数を用い
た推計によると、2015 年の日本における人口 10 万人あたりの尖圭コンジローマの新規推定症例数は 61
(95 %CI:29,93)であった(31) 。
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ア)国内の尖圭コンジローマ疫学状況
尖圭コンジローマは、HPV6、11 型などの感染により発症する良性の疣贅で、生殖器およびその周辺
に発症する。
感染症法に基づく感染症発生動向調査では 5 類感染症定点把握疾患に分類され、全国約 1,000
箇所の性感染症定点医療機関(性感染症定点)から毎月性別、年齢群別に患者数が報告されている。
2023 年 3 月に性感染症定点から報告された尖圭コンジローマの男女別年齢群別報告数を示す。尖圭コ
ンジローマの年齢群のピークは、男性は 25 歳~29 歳、女性は 20 歳~24 歳であった。(図 8)
図 8. 尖圭コンジローマの男女別・年齢群分布(2023 年 3 月) (30)
性感染症定点から報告された 15 歳~29 歳の若年者での尖圭コンジローマの発生動向は、性器クラミ
ジア感染症などに比較して頻度は低いものの、男性は横ばい~やや増加傾向、女性は横ばいである(図
9)。また、男女とも報告数に季節性はなく、定点あたり 0.5 人/月前後の報告であるが、2022 年後半から
2023 年 3 月まで 0.5 人/月~0.6 人/月とやや増加しており、男性における増加が反映されている(図 10)
。
2015 年の感染症発生動向調査と 2014 年 9 月の日本の医療機関調査で報告された全外来患者数を用い
た推計によると、2015 年の日本における人口 10 万人あたりの尖圭コンジローマの新規推定症例数は 61
(95 %CI:29,93)であった(31) 。
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