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08参考資料1 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンファクトシート追補版 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》
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ウ)陰茎がん、外陰部がん、腟がん
全国がん登録(2019 年)によると、陰茎がんの罹患数は 510 例で年齢調整罹患率は 0.37 例(人口 10
万対)
、外陰部がんの罹患数は 990 例で年齢調整罹患率は 0.60 例(人口 10 万対)
、腟がんの罹患数は 371
例で年齢調整罹患率は 0.28 例(人口 10 万対)であった。陰茎がん、外陰部がん、腟がんの年齢調整罹患
率(地域がん登録)は、それぞれ長期的なトレンドで著明な増減の傾向は見られていない。年齢別の罹患
率は、これらのがんは高齢になるほどより罹患率が高い傾向にある。2021 年の死亡数は陰茎がんで 176
人、外陰部がんで 323 人、腟がんで 152 人となっている(26)。陰茎がん、外陰部がん、腟がんともに、
1995 年から 2021 年にかけて年齢調整死亡率はほぼ横ばいの推移で著明な増減の傾向は見られていない。
年齢別ではこれらのがんは高齢になるほど死亡率が高い傾向にある。
陰茎がんの罹患率は南米、南アフリカ、東南アジアで顕著に高く、地域的な偏りが大きい。世界的にみ
て日本は陰茎がんの罹患率、死亡率ともに低い国である(図 7)(27)。外陰部がん、腟がんの罹患率は西
アフリカ、南アフリカ、南アジア、北米で高く、陰茎がんと同様に地域的な偏りが大きいが、日本は腟が
んの罹患率、死亡率ともに低い国である。

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