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医療機関におけるこども等の性被害の実態等に関する調査研究 報告書(本文) (85 ページ)

公開元URL https://www.cfa.go.jp/resources/research/other/iryocyosa
出典情報 医療機関におけるこども等の性被害の実態等に関する調査研究(4/28)《こども家庭庁》
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・Q15)性的トラブルに対して課題と感じたこと
本設問は、Q6「性的トラブル発生有無」において「ある」を選択した医療機関を対象として実
施した。
発生した性的トラブルに対して課題と感じた点について、テキストマイニングを用いて自由回
答内容を集計したところ、
「職員の教育不足(倫理、リスク管理、接遇)
」に関する課題を挙げた
医療機関が最も多く、26.3%を占めていた。次いで、
「組織対応、院内規則が不十分」及び「診療、
介助時の人員配置」
(ともに 21.0%)に関する課題が多かった(図表 33)

図表 33 性的トラブルに対して課題と感じたこと(自由回答)
単位:% /

n:38

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

職員の教育不足(倫理、リスク管理、接遇)

30.0

26.3

組織対応、院内規則が不十分

21.1

診療、介助時の人員配置

21.1

患者への確認、周知

15.8

患者の心身の状況(不安定さなど)

10.5

コミュニケーション、対応の誤り

7.9

その他

18.4

「その他」回答内容
警察への通報が行われたため、医療機関してどのような対応をとるべきか判断に迷った。
医療従事者への聴き取りを行ったところ、故意ではなく偶然腰部に触れた可能性があるとの説
明があり、記憶は定かでないとのことだった。以降、当該患者については女性医師が対応する
こととした。
これまで医療行為として当然に行われてきた診療行為であっても、医療従事者側に相当の配慮
がなければ、セクハラと受け取られる可能性があることを改めて認識した。職員一人一人が細
心の注意を払って患者や家族に対応しなければ、いつ自身が加害者とみなされるか分からない
状況であり、定期的な職員への周知が必要であると感じた。
勤務時間外かつ院外での行動については把握や管理が困難であり、自由恋愛に該当するのか、
患者への性的虐待に該当するのか、その線引きが非常に難しいと感じた。
院外で発生した事案であったため状況の把握が困難であったことに加え、双方に恋愛感情が認
められたことから、当事者双方に対して慎重な配慮が必要であった。支援者と患者との関係に
おける不文律が揺らいでいることを実感し、組織としても、また管理側の個人としても大きな
衝撃を受けた事案であった。

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