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医療機関におけるこども等の性被害の実態等に関する調査研究 報告書(本文) (102 ページ)

公開元URL https://www.cfa.go.jp/resources/research/other/iryocyosa
出典情報 医療機関におけるこども等の性被害の実態等に関する調査研究(4/28)《こども家庭庁》
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5. 統括

5-1 有識者研究会における意見
本稿「2. 性暴力被害者支援団体等へのヒアリング調査」、
「3. 医療機関へのヒアリング調査」、
及び「4. 医療機関へのアンケート調査」について、本事業の有識者研究会構成員からは、次のよ
うな意見が挙げられた。


今回の調査は、これまで実施されたことがない調査でありながら、回答数も相当数あり、医
療機関における医療従事者から患者に対する性暴力について一定の実態を把握することが
できたものと考えられ、今後の対策の検討に当たって有益なものであるとの意見が、複数の
構成員からあった。



一方で、ヒアリング調査・アンケート調査ともに、性被害に関する事案の件数が多いわけで
はなく、個別事案の詳細な検証がなされているものではないため、今回の結果が医療界の実
態や傾向を適切に表しているかどうかは、年齢別・診療科別を含め、さらなる分析が必要で
あるとの意見が、複数の構成員からあった。



複数の医療団体の構成員からは、仮にそうであったとしても、診療行為を受ける中で被害を
受け、深い傷を負った方がいるということは事実であり、医療界としては重く受け止めるべ
きものであること、また、医療倫理を高めるための取組や、診療体制の改善のための取組を、
医療界として行っていくことが必要であるとの意見があった。



医療行為には、診療等に必要な身体接触、脱衣での視診等があるため、医療行為と性加害行
為の境界を患者側が判断しづらい場面がある点に着目することが重要との意見が、複数の構
成員からあった。



また、そうであるからこそ、性的なトラブルや被害を可能な限り避けるために、医療従事者
が医療行為の内容を適切に説明し、患者もそれを適切に理解することや、診療に当たって第
三者の同席を促すこと等、診療の在り方や診療環境の改善につなげていくことが、医療機関・
医療従事者と患者の双方にとって重要であるとの意見が、複数の構成員からあった。

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