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【資料3-2】令和6年度 国立感染症研究所研究開発機関評価報告書 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_71698.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第147回 3/17)《厚生労働省》
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Hundred)活動は、新興感染症発生初期において症例定義の合致した多数の症例から、臨床・疫
学調査・病原体特性などを収集・統合し、得られた科学的知見に基づくリスク評価を行い、迅
速に政策に応用する重要な任務を担っている。また FETP は新型コロナアウトブレークにおけ
る危機対応に際して、例えば 2020 年度中までの初期段階における全国規模のクラスター調査、
デルタ・オミクロン株のゲノム情報と疫学情報の突合を迅速かつ精緻に行い、自治体間・感染
研・国の有機的な連携を支援するなど、国の感染症対策行政および感染地域の感染拡大の軽減
に多大な貢献を果たしてきた。国内で発生した感染症・食中毒等による公衆衛生上の健康危機
事象の情報を EBS(Event Base Severance)として探知・追跡監視・評価し、必要に応じて提言
なども積極的に行われている。実地疫学専門家育成では、FETP 研修への参加者数が 2021 年度
以降急増し、
同時に受講者の職種も多様化傾向にあり、
現在まで 110 名が研修を終了している。
地域の感染症疫学の実務を担う実地疫学専門家の育成としても高く評価される。今後コロナパ
ンデミックのような事例の発生時にも受講者の活躍が期待される。FETP は、世界標準の公衆衛
生人材育成プログラムの一つとして WHO などにおいても健康危機対応強化の国際的枠組みの一
つとして明記され国際協力にも貢献している。ワクチン予防可能疾患などのサーベイランス戦
略を迅速に国・地方自治体で実施するためには、新体制に移行後の FETP 活動に関して NCGM と
も協議する必要があれば検討していただきたい。

委員F
○新機構では、ますます重要になる人材育成プログラムであり、初期対応プログラムである。
自治体からの派遣も増えているのは喜ばしい。教官の一層の充実を期待したい。
○修了者も 9 割以上追跡できているとのことなので、フォローアップ体制やいざという時の連
携体制の強化を図っていただきたい。

委員G
疫学を基盤として感染症の危機対応にあたる人材の育成は大変重要な課題であるにもかかわ
らず、今回の新型コロナ・パンデミック以前には十分な基盤整備が施されてこなかった分野で
ある。その意味で FETP センターの活動は非常に重要である。具体的な成果として、すでに11
0名の修了者を生み出していることは意義深い。 FF100 の概念は重要であり、その理解のもと
で実地疫学調査ができる人材が増えることは大変心強い。 TETP 修了者が現在(ならびに今後
も)、実地疫学の知識を生かして感染症対策に実質的な貢献しているのか否かを「追跡調査」す
ることも重要であろう。

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