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2025-08-13 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析 (93 ページ)
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出典情報 | 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析(8/13)《日本医師会総合政策研究機構》 |
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3. まとめ
高齢化社会を迎える中で救急自動車による出動件数、搬送人員は過去最多3となっ
ており、中でも高齢者の割合は年々増加している。また、救急医療機関別にみた救急
自動車受け入れ状況は二次救急医療機関の占める割合が大きく、二次救急医療機関が
日本の救急医療体制の根幹を支えている。
今回、救急の実態を計るうえで指標の一つになる「救急医療管理加算」の算定状況
について年齢階級別、一般病床数規模別、地域別(地方厚生局・都道府県別)に分析
を行った。
3.1.
救急医療管理加算の算定状況
3.1.1.
2022 年 10 月の救急医療管理加算の算定状況
(1) 全体
・救急医療管理加算(1,2)の患者件数は 293,673 件となっており、救急医療管理加
算 1 が 143,496 件(48.9%)
、救急医療管理加算 2 が 150,177 件(51.1%)であった
(図表 2.6.1-1)。
(2) 年齢階級別
・救急医療管理加算 1 および 2 を算定した患者件数の割合は 85 才以上がもっとも多
かった(2.6.2-1~2.6.2-3)。
・救急医療管理加算 1 を算定した患者件数の割合は、75 才以上が 60.8%を占めた(図
表 2.6.2-2)
・救急医療管理加算 2 を算定した患者件数の割合は、75 才以上が 57.8%を占めた(図
表 2.6.2-3)
・救急医療管理加算(1,2)の患者件数に占める救急医療管理加算 1 の割合は、年齢
階級が上がるに伴い割合が大きくなっていた。0~75 歳未満は救急医療管理加算 2 の
割合が高く、75 歳以上は救急医療管理加算 1 の割合が高かった(図表 2.6.2-4)
。
3
総務省消防庁令和 6 年中の救急出動件数等(速報値)https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/kyuki0328.pdf
90
高齢化社会を迎える中で救急自動車による出動件数、搬送人員は過去最多3となっ
ており、中でも高齢者の割合は年々増加している。また、救急医療機関別にみた救急
自動車受け入れ状況は二次救急医療機関の占める割合が大きく、二次救急医療機関が
日本の救急医療体制の根幹を支えている。
今回、救急の実態を計るうえで指標の一つになる「救急医療管理加算」の算定状況
について年齢階級別、一般病床数規模別、地域別(地方厚生局・都道府県別)に分析
を行った。
3.1.
救急医療管理加算の算定状況
3.1.1.
2022 年 10 月の救急医療管理加算の算定状況
(1) 全体
・救急医療管理加算(1,2)の患者件数は 293,673 件となっており、救急医療管理加
算 1 が 143,496 件(48.9%)
、救急医療管理加算 2 が 150,177 件(51.1%)であった
(図表 2.6.1-1)。
(2) 年齢階級別
・救急医療管理加算 1 および 2 を算定した患者件数の割合は 85 才以上がもっとも多
かった(2.6.2-1~2.6.2-3)。
・救急医療管理加算 1 を算定した患者件数の割合は、75 才以上が 60.8%を占めた(図
表 2.6.2-2)
・救急医療管理加算 2 を算定した患者件数の割合は、75 才以上が 57.8%を占めた(図
表 2.6.2-3)
・救急医療管理加算(1,2)の患者件数に占める救急医療管理加算 1 の割合は、年齢
階級が上がるに伴い割合が大きくなっていた。0~75 歳未満は救急医療管理加算 2 の
割合が高く、75 歳以上は救急医療管理加算 1 の割合が高かった(図表 2.6.2-4)
。
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総務省消防庁令和 6 年中の救急出動件数等(速報値)https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/kyuki0328.pdf
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