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2025-08-13 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析 (45 ページ)

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出典情報 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析(8/13)《日本医師会総合政策研究機構》
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(2)年齢階級別
年齢階級別に救急医療管理加算 1 算定時のア~サの患者件数の割合をみたところ、
0~75 歳未満は「ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA 療法を必要とす
る状態」の割合がもっとも高く、75 歳以上は「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態」
の割合がもっとも高かった。
「ア 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態」、「イ 意識障害又は昏睡」、
「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態」、「ク 外傷、破傷風等で重篤な状態」は年齢
階級が上がるに伴い割合が増加したが「エ 急性薬物中毒」、「カ 重篤な代謝障害」、
「ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA 療法を必要とする状態」は年齢
階級が上がるに伴い割合が低かった(図表 2.6.6-9)


年齢階級別に救急医療管理加算 2 算定時のア~シの患者件数の割合をみたところ、
いずれの年齢階級でも「シ その他の重症な状態」の割合がもっとも高かった。
「イ 意識障害又は昏睡」

「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態」
、「ク 外傷、破傷
風等で重篤な状態」は年齢階級が上がるに伴い割合が増加したが「カ 重篤な代謝障
害」、「ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA 療法を必要とする状態」、
「シ その他の重症な状態」は年齢階級が上がるに伴い割合が低かった(図表 2.6.610)。
救急医療管理加算 1 の 1 患者件数あたり算定回数は、いずれの年齢階級も「コ 消
化器疾患で緊急処置を必要とする重篤な状態」がもっとも多く、「サ 蘇生術を必要と
する重篤な状態」がもっとも少なかった。ア~コは年齢階級が高い方が算定回数も多
いが、「サ 蘇生術を必要とする重篤な状態」は年齢階級が上がるに伴い算定回数が少
ない傾向にあった(図表 2.6.6-11)

救急医療管理加算 2 の 1 患者件数あたり算定回数は、0~75 歳未満は「エ・キ 急性
薬物中毒又は広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷」がもっとも少なく、75 歳以上は
「サ 蘇生術を必要とする重篤な状態」がもっとも少なかった(図表 2.6.6-12)


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