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2025-08-13 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析 (2 ページ)
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出典情報 | 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析(8/13)《日本医師会総合政策研究機構》 |
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匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療体制の現状分析
日本医師会総合政策研究機構
主任研究員
渡部 愛
キーワード
◆匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)◆レセプト情報等第三者提供
◆集計表情報
◆救急医療体制
◆救急医療管理加算
ポイント
◆高齢化社会を迎える中で救急自動車による出動件数、搬送人員は年々増加の一途を辿
り1、救急を取り巻く状況は厳しい。
◆救急医療体制の維持が困難になる中、人材育成・確保、地域によって異なる救急医療
体制をどのようにしていくべきか、医療機関や地域の特性を生かした体制づくりの基
礎検討資料とすることを目的とする。
◆救急医療に関連する診療行為のうち 2014 年~2022 年の各 10 月診療分レセプトを対象
に「救急医療管理加算」の集計表による NDB 申請を行った結果を分析し、まとめた
ものである。
◆年齢階級別、一般病床数規模別、地域別(都道府県・地方厚生局)に分析したところ
高齢者で算定されているケースが多く、地域により算定状況は大きく異なった。
◆2014 年~2022 年の 8 年間で救急医療管理加算 1 の患者件数は減少したが、救急医療管
理加算 2 は増加した。救急医療管理加算(1,2)の患者件数に占める救急医療管理加算
1 の患者件数割合は年々減少していた。
◆レセプト情報であるため「救急搬送経路」、
「緊急度、重症度、医療・看護必要度」、
「患者の受診動向」が不明である、NDB は厚生労働省、消防庁データは総務省が管轄
しているためデータの紐づけが難しいなど一定の制約はあるが、NDB からの分析は医
療提供体制、救急医療体制の状況を把握するうえで有用であると考えられる。
1
総務省消防庁 https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/c941509de3f85432709ea0d63bf23744756cd4a5.pdf
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/c941509de3f85432709ea0d63bf23744756cd4a5.pdf
日本医師会総合政策研究機構
主任研究員
渡部 愛
キーワード
◆匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)◆レセプト情報等第三者提供
◆集計表情報
◆救急医療体制
◆救急医療管理加算
ポイント
◆高齢化社会を迎える中で救急自動車による出動件数、搬送人員は年々増加の一途を辿
り1、救急を取り巻く状況は厳しい。
◆救急医療体制の維持が困難になる中、人材育成・確保、地域によって異なる救急医療
体制をどのようにしていくべきか、医療機関や地域の特性を生かした体制づくりの基
礎検討資料とすることを目的とする。
◆救急医療に関連する診療行為のうち 2014 年~2022 年の各 10 月診療分レセプトを対象
に「救急医療管理加算」の集計表による NDB 申請を行った結果を分析し、まとめた
ものである。
◆年齢階級別、一般病床数規模別、地域別(都道府県・地方厚生局)に分析したところ
高齢者で算定されているケースが多く、地域により算定状況は大きく異なった。
◆2014 年~2022 年の 8 年間で救急医療管理加算 1 の患者件数は減少したが、救急医療管
理加算 2 は増加した。救急医療管理加算(1,2)の患者件数に占める救急医療管理加算
1 の患者件数割合は年々減少していた。
◆レセプト情報であるため「救急搬送経路」、
「緊急度、重症度、医療・看護必要度」、
「患者の受診動向」が不明である、NDB は厚生労働省、消防庁データは総務省が管轄
しているためデータの紐づけが難しいなど一定の制約はあるが、NDB からの分析は医
療提供体制、救急医療体制の状況を把握するうえで有用であると考えられる。
1
総務省消防庁 https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/c941509de3f85432709ea0d63bf23744756cd4a5.pdf
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/c941509de3f85432709ea0d63bf23744756cd4a5.pdf