よむ、つかう、まなぶ。
2025-08-13 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析 (41 ページ)
出典
公開元URL | |
出典情報 | 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析(8/13)《日本医師会総合政策研究機構》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2.6.6. 救急医療管理加算算定時のア~シ状態別
救急医療管理加算 1 の算定については、ア~サのいずれかの状態にあり、医師が診
察等の結果、緊急に入院が必要であると認めた重症の患者に対し算定が可能である。
救急医療管理加算 2 の算定については、ア~サまでに準ずる状態又はシの状態にあ
って医師が診察等の結果、緊急に入院が必要であると認めた重症患者が対象となり、
レセプトの摘要欄への記載が必要である。
ア~シが複数ある場合は各々にカウントし、フリーコメントにより記載されたレセ
プトは対象外として分析を行った。
(1)2022 年の現状
救急医療管理加算 1、2 を算定する際に、ア~シ(シは救急医療管理加算 2 のみ)
のどの状態で算定しているかをみた。
救急医療管理加算 1 の患者件数は「ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は tPA 療法を必要とする状態」がもっとも多く、ついで「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」
、
「ア 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態」の順に多かった
(図表 2.6.6-2)。
救急医療管理加算 2 の患者件数は、
「シ その他の重篤な状態」が 6 割以上を占めた
(図表 2.6.6-3)。
救急医療管理加算は、緊急に入院を必要とする重篤患者に対して救急医療が行われ
た場合に入院した日から起算して 7 日間の算定が可能となっているため、1 患者件数
あたりの算定回数をみた。
救急医療管理加算 1 の 1 患者件数あたり算定回数は「コ 消化器疾患で緊急処置を
必要とする重篤な状態」(5.37 回)がもっとも多く、「サ 蘇生術を必要とする重篤な
状態」(1.46 回)がもっとも少なった(図表 2.6.6-5)
。
救急医療管理加算 2 の 1 患者件数あたり算定回数は「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」(5.44 回)がもっとも多く、「エ 急性薬物中毒」
(2.69 回)がもっとも少なか
った(図表 2.6.6-6)。
38
救急医療管理加算 1 の算定については、ア~サのいずれかの状態にあり、医師が診
察等の結果、緊急に入院が必要であると認めた重症の患者に対し算定が可能である。
救急医療管理加算 2 の算定については、ア~サまでに準ずる状態又はシの状態にあ
って医師が診察等の結果、緊急に入院が必要であると認めた重症患者が対象となり、
レセプトの摘要欄への記載が必要である。
ア~シが複数ある場合は各々にカウントし、フリーコメントにより記載されたレセ
プトは対象外として分析を行った。
(1)2022 年の現状
救急医療管理加算 1、2 を算定する際に、ア~シ(シは救急医療管理加算 2 のみ)
のどの状態で算定しているかをみた。
救急医療管理加算 1 の患者件数は「ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は tPA 療法を必要とする状態」がもっとも多く、ついで「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」
、
「ア 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態」の順に多かった
(図表 2.6.6-2)。
救急医療管理加算 2 の患者件数は、
「シ その他の重篤な状態」が 6 割以上を占めた
(図表 2.6.6-3)。
救急医療管理加算は、緊急に入院を必要とする重篤患者に対して救急医療が行われ
た場合に入院した日から起算して 7 日間の算定が可能となっているため、1 患者件数
あたりの算定回数をみた。
救急医療管理加算 1 の 1 患者件数あたり算定回数は「コ 消化器疾患で緊急処置を
必要とする重篤な状態」(5.37 回)がもっとも多く、「サ 蘇生術を必要とする重篤な
状態」(1.46 回)がもっとも少なった(図表 2.6.6-5)
。
救急医療管理加算 2 の 1 患者件数あたり算定回数は「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」(5.44 回)がもっとも多く、「エ 急性薬物中毒」
(2.69 回)がもっとも少なか
った(図表 2.6.6-6)。
38