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2025-08-13 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析 (52 ページ)

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出典情報 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析(8/13)《日本医師会総合政策研究機構》
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図表 2.6.6-18 一般病床規模別 救急医療管理加算 2 1 患者件数あたり算定回数
(算定回数/患者件数)
(重複算定あり)
(2022 年 10 月)


救医2



吐血、喀血又は
重篤な脱水で全 意識障害又は
身状態不良の
昏睡
状態



エ・キ・サ

急性薬物中毒
又は広範囲熱
呼吸不全又は
傷、顔面熱傷又
心不全で
は気道熱傷又は
重篤な状態
蘇生術を必要と
する重篤な状態





ショック

重篤な
代謝障害









緊急手術、緊急
外傷、破傷風等 カテーテル治療・ 消化器疾患で緊
その他の重症な
で重篤な
検査又はt-PA 急処置を必要と
状態
状態
療法を必要
する重篤な状態
とする状態

1~100床未満

5.25

4.96

5.30

4.27

4.64

5.35

5.37

5.25

5.02

5.20

100~200床未満

5.28

5.03

5.57

3.13

4.33

5.46

5.45

5.26

5.42

5.32

200~400床未満

5.33

4.97

5.50

2.72

4.23

5.42

5.51

5.18

5.42

5.32

400~600床未満

5.22

4.86

5.40

3.25

4.28

5.41

5.38

4.99

5.43

5.24

600床以上

5.29

4.82

5.28

3.52

4.39

5.51

5.16

5.01

5.39

5.22

全体

5.28

4.92

5.44

3.22

4.32

5.43

5.42

5.10

5.40

5.27

※不明・該当なしを除く

(4)地方厚生局別
地方厚生局別に救急医療管理加算 1 のア~サの算定状況をみたところ、東北および
関東信越以外の地方厚生局では「ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA
療法を必要とする状態」の割合がもっとも高く、東北および関東信越では「ア 吐血、
喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態」の割合がもっとも高かった。
東海北陸より東の地方厚生局では「ア 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良
の状態」の割合が 2 割を超えているが、九州(10.0%)および中国四国(11.7%)で
は低い割合となっていた(図表 2.6.6-20)


地方厚生局別に救急医療管理加算 2 のア~シの算定状況をみたところ、いずれの地
方厚生局でも「シ その他の重症な状態」がもっとも多かったが、東北(67.8%)がも
っとも高く、九州(48.9%)がもっとも低かった。「ウ呼吸不全又は心不全で重篤な状
態」および「ケ緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA 療法を必要とする状
態」は東北がもっとも低く、
「イ 意識障害又は昏睡」

「ウ 呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」、「ケ緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA 療法を必要とする状態」
は九州がもっとも高いなど、地方厚生局によって特徴が確認された(図表 2.6.6-22)

救急医療管理加算 1、2 の 1 患者件数あたり算定回数をみると、東北は他の地方厚
生局より算定回数が多い傾向がみられた(図表 2.6.6-23~2.6.6-24)


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