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2025-08-13 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析 (59 ページ)

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出典情報 匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を用いた救急医療管理加算の現状分析(8/13)《日本医師会総合政策研究機構》
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2.7.

2014年~2022年の推移

2014 年~2022 年の間の診療報酬改定における救急医療管理加算の主な変更点は以
下のとおりである。
2014年度診療報酬改定

2016年度診療報酬改定

2020年度診療報酬改定

2022年度診療報酬改定

救急医療管理加算1 800 点(新設) 点数見直し

点数見直し

点数見直し

救急医療管理加算2 400 点(新設) 救急医療管理加算1 900 点

救急医療管理加算1 950 点

救急医療管理加算1 1,050 点

救急医療管理加算2 300 点

救急医療管理加算2 350点

救急医療管理加算2 420点

・施設基準の届出手続きの一部簡素化

・事前に施設基準の届け出が必要

・算定対象となる状態の見直し

・緊急カテーテル治療・検査等が必要なも ・救急医療管理加算2に「コ:その他の重篤な状態」 ・算定要件の見直し
のを救急医療管理加算1の対象に追加 追加
・レセプト摘要欄への状態、一部入院時の状態にかか
わる指標等の記載
・重症度、医療・看護必要度Ⅱにおいて入院日 に
救急医療管理加算又は夜間休日救急搬送医学
管理料を算定した患者はA項目2点(5日間)
・DPC算定病院は救急医療係数の評価対象

2.7.1. 全体の推移

2014 年~2022 年の救急医療管理加算患者件数の推移をみたのが、図表 2.7.1-1 であ
る。救急医療管理加算(1,2)は 1.19 倍(247,168→293,673 件)増加した。救急医療
管理加算 1 の患者件数は 0.75 倍(192,468→143,496 件)に減少したが、救急医療管理
加算 2 の患者件数は 2.75 倍(54,700→150,177 件)増加した。
救急医療管理加算(1,2)の患者件数に占める救急医療管理加算 1 の患者件数割合
は年々減少し、2014 年と比べ 2022 年は 29.0 ポイント(77.9→48.9%)減少した(図
表 2.7.1-2)。
図表 2.7.1-1 救急医療管理加算の患者件数推移(各年 10 月)
2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

2022年
/2014年

救医1

192,468

179,303

170,408

158,845

154,502

148,154

143,669

141,477

143,496

0.75

救医2

54,700

73,018

90,408

108,835

119,564

130,542

137,674

142,375

150,177

2.75

救医(1, 2)

247,168

252,321

260,816

267,680

274,066

278,696

281,343

283,852

293,673

1.19

56