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資料2‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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評価項目No.1-1
担当領域の特性を踏まえた戦略的かつ重点的な研究・開発の推進
・要因分析(実績値/目標値が120%以上又は80%未満)
指標
要因分析(①「制度、事業内容の変更」、②「法人の努力結果」、③「外部要因」)
英文の原著論文数
Ⅲ
②がんその他の悪性新生物に係る研究に寄与することを目的に、人員や研究体制の充実を図り、がんの解明と医
療推進に大きく貢献する研究成果に大きく寄与した。大型開発が以前から行われており、その当時の成果による論
文著書が集中しているため、今後減少する可能性もあることから、中長期計画の数値目標の変更は行わない。
評定の根拠
根拠
理由
日本を含む11か国の国際共同研究により、過去最大の腎細胞がんの全ゲノム解析が行わ
国際共同研究により世界最大規模の腎臓 れ、日本人の腎細胞がんの7割に、他国ではほとんど見られない未知の発がん要因が存在
がんの全ゲノム解析を実施
することを解明。未知の発がん要因やそのメカニズムなどについてさらに研究を進めるこ
とにより、日本における腎細胞がんに対する新たな予防法や治療法の開発が期待される。
テロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)の新たな機能としてがん細胞にとって有害なゲノム
テロメラーゼ逆転写酵素がこれまで知ら
異常を排除し、がんの生存に有利に作用していることを発見。
れていなかった機序でがん化を促進するこ
今回発見したhTERTの新たな機能を阻害したところ、がん細胞が死滅することも確認さ
とを発見
れ、新たな機能を標的にした治療法の開発につながることが期待される。
SCRUM-Japan GOZILAプロジェクト、
4,000例超の大規模研究からがん個別化医
療による生存期間の延長を確認
本プロジェクトに参加された4,037名の進行がん患者のリキッドバイオプシー(血液を用
いたがん遺伝子情報を調べる検査)の結果に基づいて標的治療を受けた患者は、そうでな
い患者と比べて、生存期間が約2倍となった。
リキッドバイオプシーを用いたがん個別化医療が、患者の生存期間を延ばすのに役立つ。
国内初の造血器腫瘍遺伝子パネル検査
「ヘムサイトⓇ」の製造販売承認取得
国立がん研究センターと大塚製薬株式会社が共同設計し、国立がん研究センター、九州
大学、京都大学、名古屋医療センター、東京大学医科学研究所、慶應義塾大学との共同研
究コンソーシアムにて開発した造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト®」について、
大塚製薬株式会社が国内における製造販売承認を取得。
日本国内における造血器腫瘍領域において、個別化医療が大きく進歩し、よりよい医療
に貢献することが期待される。
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担当領域の特性を踏まえた戦略的かつ重点的な研究・開発の推進
・要因分析(実績値/目標値が120%以上又は80%未満)
指標
要因分析(①「制度、事業内容の変更」、②「法人の努力結果」、③「外部要因」)
英文の原著論文数
Ⅲ
②がんその他の悪性新生物に係る研究に寄与することを目的に、人員や研究体制の充実を図り、がんの解明と医
療推進に大きく貢献する研究成果に大きく寄与した。大型開発が以前から行われており、その当時の成果による論
文著書が集中しているため、今後減少する可能性もあることから、中長期計画の数値目標の変更は行わない。
評定の根拠
根拠
理由
日本を含む11か国の国際共同研究により、過去最大の腎細胞がんの全ゲノム解析が行わ
国際共同研究により世界最大規模の腎臓 れ、日本人の腎細胞がんの7割に、他国ではほとんど見られない未知の発がん要因が存在
がんの全ゲノム解析を実施
することを解明。未知の発がん要因やそのメカニズムなどについてさらに研究を進めるこ
とにより、日本における腎細胞がんに対する新たな予防法や治療法の開発が期待される。
テロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)の新たな機能としてがん細胞にとって有害なゲノム
テロメラーゼ逆転写酵素がこれまで知ら
異常を排除し、がんの生存に有利に作用していることを発見。
れていなかった機序でがん化を促進するこ
今回発見したhTERTの新たな機能を阻害したところ、がん細胞が死滅することも確認さ
とを発見
れ、新たな機能を標的にした治療法の開発につながることが期待される。
SCRUM-Japan GOZILAプロジェクト、
4,000例超の大規模研究からがん個別化医
療による生存期間の延長を確認
本プロジェクトに参加された4,037名の進行がん患者のリキッドバイオプシー(血液を用
いたがん遺伝子情報を調べる検査)の結果に基づいて標的治療を受けた患者は、そうでな
い患者と比べて、生存期間が約2倍となった。
リキッドバイオプシーを用いたがん個別化医療が、患者の生存期間を延ばすのに役立つ。
国内初の造血器腫瘍遺伝子パネル検査
「ヘムサイトⓇ」の製造販売承認取得
国立がん研究センターと大塚製薬株式会社が共同設計し、国立がん研究センター、九州
大学、京都大学、名古屋医療センター、東京大学医科学研究所、慶應義塾大学との共同研
究コンソーシアムにて開発した造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト®」について、
大塚製薬株式会社が国内における製造販売承認を取得。
日本国内における造血器腫瘍領域において、個別化医療が大きく進歩し、よりよい医療
に貢献することが期待される。
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