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資料2‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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評価項目No.1-2

実用化を目指した研究・開発の推進及び基盤整備

2 バイオバンク、データベース、コア・ファシリティーの充実

3 研究管理・研究支援の充実

患者情報を附帯したJ-PDXライブラリー作製・利用体制の促進<評価書P50>

スタートアップ支援をめざす創薬エコシステムの推進:TMC Japan
BioBridge/JACT Programの開始<評価書P62>

〇J-PDX(patient-derived xenograft)ライブラリー・プロジェクトでは、詳細な臨床
情報の附帯した日本人がん患者由来のPDX作成・共同研究利用体制を構築した。ま
た、CROの協力を受けて、GLP準拠管理下での維持保管・管理体制を整備中である。
〇2018年8月に開始し、 2025年3月までに2211検体(令和6年度は198検体)のが
ん組織がマウスに移植され、668株のPDX生着を確認し、品質管理の確認が完了し
たリストをホームページにて公開中である。
(ポイント)
●治療抵抗性・標準治療後の生検標本も用いているため、薬剤の応答性・標準治療
抵抗性の機序の解明に用いることができる点が、大きなアドバンテージである。
●NCC内部に加えて、令和6年度はアカデミア11施設、製薬企業においては12社と
J-PDXライブラリを用いた共同研究が進行中であり、基礎研究から創薬研究開発
において利活用の幅が大きく拡大し、2024年より臨床試験を開始した。
●がん患者腫瘍組織、樹立したPDX株のゲノム解析を実施し、創薬研究に利活用す
るデータベースを整備している。

○世界最大級のライフサイエンスクラスターであるTexas Medical Center(以下
「TMC」)とパートナーシップを締結(アジア初)
(ポイント)
●革新的医療技術の実用化を目指すスタートアップ企業の米国進出を力強く促進する
●NCC VIPではVenture Capital (VC)2社と連携してスタートアップ支援プログラムを実施
し、5チームの起業、10チームの資金調達などを支援した。
●上記の実績を元に、新たにAMEDの大学発医療系SU支援拠点事業に採択され、これに併せ
てTMCとパートナーシップを締結した。
●今年度開始する国立がん研究センターの NCC Seed Acceleration Program(以下「NCC
SAP」)*で採択されたシーズホルダー・スタートアップを本プログラムの候補として予定
●リキッドバイオプシーを用いたがんの個別化治療が、患者の生存期間を延ばすのに役立つ
●日本のヘルスケアイノベーターに米国市場参入の道を提供

J-PDXライブラリー
登録状況

イノベーションエコモデル
(アジア初の連携)

がん種別登録検体数(2025年3月31日)

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