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資料2‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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評価項目No.1-3



医療の提供に関する事項

医療政策の一環として、センターで実施すべき高度かつ専門的な医療、標
準化に資する医療の提供

1 高度・専門的な医療提供
①アイソトープ医薬品開発をセンター一体で推進<評価書P82>
○NCCは、一体となって新しい医療である放射線アイソトープ医薬品の開発を基礎研
究から実用化までワンストップで実施
〇研究所 EPOC 両病院が一体となって推進(治験、臨床研究合わせて3本)
(ポイント)
●医療用等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプランにおける役割を適
切に推進
●治験、医師主導臨床試験の実施(3本)
●動物実験の規制に先んじて臨床試験体制を構築

②先進的な医療提供の実施<評価書P82>
○新たながん治療として世界に先駆けて導入された「BNCT」等、高精度の放射線
治療を提供している。
(BNCT)
●世界初の固体リチウムターゲットのBNCT用中性子照射装置を開発し、2019年11
月に皮膚悪性黒色腫・血管肉腫患者を対象にした臨床試験を開始し、血管肉腫を
対象に令和4年に開始した第II相試験も患者登録を完了(令和6年度は4件)。
●単回照射で治療が完了できるがん細胞特異的重粒子線照射というBNCTの特徴を
活かして、患者の身体的負担の少ない低侵襲治療の標準化を目指す。
● FBPA-PETを組み入れて胸部腫瘍を対象にした世界初の第I/II相バスケット試験
を令和6年に開始し、順調に進捗中
(アイソトープ治療:中央病院)
●膵NETに対するルタテラ(PRRT)治療(令和6年度 328回)、褐色細胞腫・パラ
ガングリオーマに対するライアット治療(令和6年度 17回)を実施。
●アイソトープ治療による脳腫瘍の第Ⅲ相治験やPET製剤の膵癌に対する早期診断を
目指した第1相治験を実施中。
●東病院や他の医療機関へ放射性医薬品の供給を施行。
(アイソトープ治療:東病院)
●RLT(核アイソトープ標識治療)を実施するための専用病床(簡易)の完成(令和
6年2月)
●膵NETに対してルタテラ投与の実施(令和6年度97例)
●腎癌を対象とした新規RLT薬剤の第0相臨床試験(特定臨床研究・マイクロドーズ
投与試験)を実施。

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