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資料2‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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評価項目No.2-1

業務運営の効率化に関する事項

Ⅰ 効率的な業務運営に関する事項

③未収金の改善<評価書P140>

1 効率的な業務運営体制等

○医療収益に占める未収金の比率は、比較的少ない比率を維持しており、令和6年度は
0.05%であった。
○電子カルテ上に高額滞留未収患者を表すマークを付し、医療スタッフ、事務職員を含め
た関係者間の情報共有を強化し、差額ベッド代などの発生防止に努めた。また、面談回
数を増やすことで未収患者の状況を適時把握し、MSWとの情報交換・連携強化を図り、
早期介入・各種制度の案内などを実施。状況に応じて担当医師の立会いのもと診察室で
面談を行い、家族・KPへ未収状況を説明し、患者本人以外の協力を得ながら支払い計画
を立て、未収金の回収に当たっている。

①財務ガバナンスの強化<評価書P135>
○「中長期キャッシュフローの見通し」により、中長期的に建替も見据えた建替費用を再
試算したうえで、現実的な中長期財務計画を策定し、具体的な数値目標を設定した。
また中長期財務計画に従って年度予算を策定するとともに、その設定額に沿って通年
の機器投資・増員を計画的に一括で審議する等、中長期的な展望に立った計画的財務
ガバナンスを執行した。
〇費用支出・増員・投資を審議する投資委員会を月次定例開催し、案件毎の適切性の
審査を徹底すると共に事後モニタリングを行ってPDCAを回し、収益の向上・費用の
削減をコントロールし、収支効率を重視した財務統制を行った。
2 効率化による収支改善

(未収金比率)
令和5年度:0.03%

令和6年度:0.05%

①経常収支率の改善と安定化<評価書P135>
○平成27年度に黒字転換して以降、継続した経営改善と医業収益の増加に努め、法人
経営の安定化を図っている。昨今は、経営悪化となる外的要因等を抱えながらも、
引き続き、中央・東病院を中心に経営改善に努力した結果、令和6年度の経常収支
率は101.4%(経常収支15億)であり、10年連続で黒字を達成した。

④一般管理費の削減<評価書P140>
○また、一般管理費(人件費、租税公課を除く。)に関しては、光熱費・物価高騰の影響
により、令和2年度に比して増加したものの、0.93%の増加に留めた。
令和2年度:332,092千円 → 令和6年度:335,194千円

Ⅱ 電子化の推進<評価書P137>
○令和6年度は、電子申請決裁システムの運用を軌道に乗せ、対象となる帳票の拡大、
紙媒体から電子媒体への切り替えを積極的に実施し、申請決裁数は、前年度月平均
数が17.4%増(R5:月平均3,409件⇒R6:月平均4,002件)と向上している。

②材料費等の削減<評価書P137>

○医薬品費について、費用の多くを占めることから削減の取り組みを推進しており、
中央・東との一括調達及び他病院との共同購入に加え、新規医薬品の他病院のベン
チマーク調査による適確な価格交渉を実施することにより、医薬品の安定供給に配
慮した上で、対前年度削減率5.32%、削減額911百万円を達成した。

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