よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


02 令和6年度診療報酬改定の概要 (医科全体版) (290 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196352_00012.html
出典情報 令和6年度診療報酬改定説明資料等について(3/5)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和6年度診療報酬改定

Ⅲ-4-5

地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神医療の評価-⑥

児童思春期支援指導加算の新設
➢ 児童・思春期の精神疾患患者に対する外来診療の充実を図る観点から、多職種が連携して患者の
外来診療を実施した場合について、通院・在宅精神療法に加算を設ける。

(新)

児童思春期支援指導加算



60分以上の通院・在宅精神療法を行った場合
1,000点
(当該保険医療機関の精神科を最初に受診した日から3月以内に1回限り)
ロ イ以外の場合
(1) 当該保険医療機関の精神科を最初に受診した日から2年以内 450点
(2) (1)以外の場合
250点

[算定要件](概要)
(1)通院精神療法を算定する患者であって、20歳未満のものに対して、児童思春期の患者に対する精神医療に係る適切な研修を修了し
た精神科を担当する医師の指示の下、児童思春期の患者に対する当該支援に専任の保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語
聴覚士、精神保健福祉士又は公認心理師が、当該患者に対して、対面による療養上必要な指導管理を30分以上実施した場合に算定す
る。なお、精神科を担当する医師が通院・在宅精神療法を実施した月の別日に当該支援を実施した場合においても算定できる。
(2)多職種が共同して支援計画を作成すること。
(3)指導管理及び支援計画の内容に関して、患者等の同意を得た上で、学校等、児童相談所、児童発達支援センター、障害児支援事業
所、基幹相談支援センター又は発達障害者支援センター等の関係機関に対して、文書による情報提供や面接相談を適宜行うこと。
(4)患者の支援方針等について、概ね3月に1回以上の頻度でカンファレンスを実施し、必要に応じて支援計画の見直しを行うこと。
(5)1週間当たりの算定患者数は30人以内とする。
(6)20歳未満加算又は児童思春期精神科専門管理加算を算定した場合は、算定しない。
[施設基準](概要)
(1)児童思春期の患者に対する精神医療に係る適切な研修を修了した精神科の専任の常勤医師が1名以上配置されていること。
(2)児童思春期の患者に対する当該支援に専任の保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士又は公認心
理師が2名以上かつ2職種以上配置されており、そのうち1名以上は児童思春期の患者に対する精神医療に係る適切な研修を修了し
た者であること。
(3)当該保険医療機関が過去6か月間に初診を実施した20歳未満の患者の数が、月平均8人以上であること。

➢ 児童思春期支援指導加算の新設に伴い、20歳未満加算について、評価を見直す。
改定後

現行
【通院・在宅精神療法

20歳未満加算】350点

【通院・在宅精神療法

20歳未満加算】320点

290