よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 地域包括ケアシステムの深化、持続可能性の確保 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64004.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第125回 9/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

介護保険制度の見直しに関する意見③

(令和4年12月20日社会保障審議会介護保険部会)(抄)
(補足給付に関する給付の在り方)
○ 補足給付に関する給付の在り方については、
・ サービス利用者の生活がさらに苦しくなり、生活を維持できなくなるようなことがないよう慎重に検討する必要がある、
・ 補足給付の対象を拡大すべき
等の意見があった。



また、公平性を確保する観点から、マイナンバー制度の活用を含め、より精緻で効率的な資産把握を目指していくべきといった意見
もあった。
補足給付に係る給付の実態やマイナンバー制度を取り巻く状況なども踏まえつつ、引き続き検討を行うことが適当である。

(2)制度間の公平性や均衡等を踏まえた給付内容の見直し
(多床室の室料負担)


多床室の室料負担の見直し(介護老人保健施設及び介護医療院の多床室の室料を保険給付の対象外とすること)について、見直しに
慎重な立場から、以下の意見があった。
・ 介護老人保健施設及び介護医療院は、医療提供施設として在宅復帰のためのリハビリや濃厚な治療等を行っており、入所者・退所
者の状況や居住環境も特別養護老人ホームとは異なるため、室料を求めるべきでない。
・ 利用控えにより必要なサービスを利用できなくなることがないようにすべき。



一方で、見直しに積極的な立場から、以下の意見があった。
・ 在宅と施設、施設種別間の公平性、介護保険財政、負担能力のある方には負担していただくといった観点から、室料は利用者負担
として保険給付の対象外とすべき。
・ 介護老人保健施設及び介護医療院の入所者・退所者の状況についても、特別養護老人ホームと同様の実態が一定みてとれる。



介護老人保健施設及び介護医療院の多床室の室料負担の導入については、在宅でサービスを受ける者との負担の公平性、各施設の機
能や利用実態等、これまでの本部会における意見を踏まえつつ、介護給付費分科会において介護報酬の設定等も含めた検討を行い、次
期計画に向けて、結論を得る必要がある。

13