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総-1歯科医療について(その1) (68 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63223.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第616回 9/10)《厚生労働省》 |
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金属材料の使用の有無による比較
○ 歯科治療に用いられる補綴物に関しては、金属材料を使用しない場合と金属材料を使用する場合の両者が
あり、いずれの場合も一長一短あることから、患者の希望や口腔内の状態に応じて治療が選択されている。
長所
金属を使用しない場合
金属を使用する場合
【レジン(強化プラスチック)等】
【歯科用金銀パラジウム合金等】
・デジタル技術(CAD/CAM等)が比較的応用し
・耐久性が高く、どの歯種や構造にも対応可能
やすく、歯科医療従事者の製作に要する負担が少
・多くは保険診療の対象である
ない
・歯に近い色調であるため審美性が良好
短所
・耐久性が金属より劣るため、咬合力が強くかかる歯
・金属色であるため審美性が悪い
種や連結した被せ物の形状の構造等に耐えられな
・多くは鋳造方式(金属を溶かして鋳型に流し込
い場合は破損するおそれがある
む)により製作されるため、技工作業等に時間を
・被せ物の厚みを確保しなければいけないため、天然
要する
歯を多く削る必要がある
・金属自体の取引価格が変動しやすい(市場価格
・保険診療の対象とならない材料や適応範囲があ
の変動をできるだけ保険償還価格に反映するため
る
の独自ルールを設定)
・金属アレルギー患者に対して使用できない
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○ 歯科治療に用いられる補綴物に関しては、金属材料を使用しない場合と金属材料を使用する場合の両者が
あり、いずれの場合も一長一短あることから、患者の希望や口腔内の状態に応じて治療が選択されている。
長所
金属を使用しない場合
金属を使用する場合
【レジン(強化プラスチック)等】
【歯科用金銀パラジウム合金等】
・デジタル技術(CAD/CAM等)が比較的応用し
・耐久性が高く、どの歯種や構造にも対応可能
やすく、歯科医療従事者の製作に要する負担が少
・多くは保険診療の対象である
ない
・歯に近い色調であるため審美性が良好
短所
・耐久性が金属より劣るため、咬合力が強くかかる歯
・金属色であるため審美性が悪い
種や連結した被せ物の形状の構造等に耐えられな
・多くは鋳造方式(金属を溶かして鋳型に流し込
い場合は破損するおそれがある
む)により製作されるため、技工作業等に時間を
・被せ物の厚みを確保しなければいけないため、天然
要する
歯を多く削る必要がある
・金属自体の取引価格が変動しやすい(市場価格
・保険診療の対象とならない材料や適応範囲があ
の変動をできるだけ保険償還価格に反映するため
る
の独自ルールを設定)
・金属アレルギー患者に対して使用できない
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