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総-1歯科医療について(その1) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第616回 9/10)《厚生労働省》
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小児の咬合機能の獲得
○ 小児の正常な咬合関係の獲得を行うため、乳歯が早期に喪失した場合等に、後継永久歯の萌出スペースを確保するために保隙装置

を用いて咬合誘導を図る方法があるが、算定実績は少ない。
保隙装置名

写真

適応

保険収載の有無

片側性乳臼歯1歯早期喪失で、喪失部の後方に歯が存在する症例

クラウンループ
(バンドループ)



第一大臼歯萌出前で、片側性第二乳臼歯の早期喪失症例
ディスタルシュー

×

①左右の第一大臼歯にバンドの適用が可能な症例
②2歯以上の乳臼歯を早期喪失した症例
③第一大臼歯を固定しておいて、乳臼歯の適時抜去を行う症例
④可撤保隙装置の使用が不可能な患児

リンガルアーチ

×

リンガルアーチと同様であるが、上顎のみに使用
Nanceの
ホールディングアーチ

×

①両側性の乳臼歯を早期喪失した症例
②片側性の2歯以上の乳臼歯を早期喪失した症例
③片側性乳臼歯1歯欠損であっても、支台歯に加重負担をきたす可能性がある症例
④乳前歯を早期喪失した症例
⑤永久歯を早期喪失し、将来の補綴処置に備えて保隙を行う必要がある症例

可撤式保隙装置
(小児義歯)


一部の症例を除き、
原則認められない

(参考)小児保隙装置(クラウンループ、バンドループ)の算定回数
令和1年

令和2年

令和3年

令和4年

令和5年

令和6年

755

782

763

751

703

1,063

出典:「小児の口腔科学」(学建書院)
社会医療診療行為別統計(各年6月審査分、8月審査分【R6】)

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