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入ー1 (117 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00280.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第10回 8/28)《厚生労働省》
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医療資源の少ない地域でのヒアリング結果①

診調組 入-2
7.8.21

医療機関の主な意見等



外来医療について






在宅医療について






地域人口が減少しており、外来患者は減少している。
各地域の診療所が医師不足により閉鎖することが多く、へき地医療拠点病院であり
ながら、かかりつけ医の役割も担っている。
隣接自治体の診療所で診療できる医師がいなくなり、当診療所にも医師派遣をして
いる近隣病院(注:へき地医療拠点病院ではない病院)が新たに医師派遣を担うこ
とになった。ただ、派遣元となる近隣病院にとっては、さらに派遣先が増えること
になり、当診療所への派遣回数を今年から減らしたいとの要望があった。現状、な
んとか維持してほしいと交渉して続けていただけている状況であるが、こうした病
院からの派遣医師がなくなると、地域の診療体制が軒並み潰れるか縮小せざるを得
ない。
外来・在宅医療の維持には、地域自治体による支援(補助金、デマンドタクシー等
の移動手段の整備等)が必要不可欠である。
患者の高齢化と伴い、来院する手段が限られているため、訪問診療の実施が必要と
考えている。
訪問診療を実施する上で、以下のような課題を感じている。
① 訪問診療実施中における通常診療の維持(時間や人員の制約)
② 交通費や燃料費の負担
24時間対応は困難であるため、患者の理解を得ながら、時間外の急変には連携する
基幹病院の救急が対応している。医師は連携する基幹病院から派遣されているため、
平時から診療情報の共有はこまめに行うことができている。
訪問診療の必要性を感じているが、医師や看護師が不足しているため実施を制限し、
患者側の自助努力により来院をしていただく形を基本とせざるを得ない。
管理栄養士による訪問栄養指導ができる体制は整えているものの、実際に訪問した
ケースはまだない。訪問の必要な方がいれば依頼しようと思うが、管理栄養士も人
員不足で病院から在宅に出すことは厳しい状況にある。

出典:令和7年度入院・外来医療等における実態調査 (ヒアリング調査票)

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