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参考資料1 2040 年に向けたサービス提供体制等のあり方に関するとりまとめ(案)<中間とりまとめからの変更点> (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59876.html
出典情報 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第9回 7/24)《厚生労働省》
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マッチングができていない福祉施設・介護施設が一定程度あり、地域差も大
きいとの指摘がある。連携が進んでいない地域については、都道府県が行う
地域医療構想調整会議の場を活用して、高齢者施設等の協力医療機関として
の役割を担う医療機関を調整するなど、検討することが重要である。
医療介護連携について、介護報酬も診療報酬も加算はあるが十分算定され
ていない。算定要件が複雑であり、算定に労力を要することなどが要因。限
られた人材で連携できるように算定要件を見直すべきとの意見があった。

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○ 福井県では在宅医療・介護連携推進事業を積極的に推進しており、県・市
町と医師会が緊密に連携し、住民の意見も聞きながら丁寧に合意形成を行い、
県下の全病院での入退院支援ルールの運用など、地域の医療資源に応じた在
宅ケア体制を構築している。坂井地区では、在宅医療、介護の連携に取り組
んでいるが、訪問診療を行う医師の高齢化、後継ぎ不足、24 時間の連携体制
と医師の働き方など様々な課題もある。また、全県に展開するにも市町の地
域性や医療資源・介護資源の状況に差があり、課題を要する。

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○ このように、在宅医療・介護連携推進事業では、地域の医師会等の関係者
とも連携し、相談窓口の設置や看取り時等の情報連携ツールの整備を行って
いるが、自治体によって取組に差がある状況である。今後、かかりつけ医機
能を都道府県に報告することとなることに加え、在宅医療に必要な連携を担
う拠点を都道府県が医療計画に位置づけている中、これらと、在宅医療・介
護連携推進事業の整理をした上で、地域の医療・介護資源の状況に留意しつ
つ、普及していく必要がある。

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○ 85 歳以上の複合ニーズを抱える者や独居高齢者が増えていくと、急変し病
院に入院し、治療後、すぐに自宅に在宅復帰することが難しい。このため、
退院して在宅復帰するまでの老人保健施設、地域の中小病院等の医療機関の
役割が重要である。
在宅ケアのためには、医療が緊急に必要となったときに対応できる機能が
重要であり、訪問診療を行う医療機関、急性期に入院できる一般病院、訪問
看護事業所、ショートステイ等で在宅を支える老人保健施設、緊急時に対応
できる地域の体制整備と人材確保策が必要である。また、在宅ケアには訪問
看護、訪問介護やケアマネジャーによる支援、ケアを提供しやすい住まい、
口腔管理、薬剤管理や栄養指導も必要である。利用者への質の高いサービス
提供のため、医療と介護が緊急時も含めて連携して支える体制を構築するこ
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