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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (97 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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方略・評価の事例⑥
平成 28 年度
版学修項目

A-1-3)歯科医師としての責務と裁量権
A-4-1)コミュニケーション
A-5-1)患者中心のチーム医療
G-4 チーム医療・地域医療

令和 4 年度版
学修項目

C-1-2 歯科医師としての責務と裁量権
C-1-3 チーム医療
D-6-2 歯科専門職間の連携と多職種連携、チーム医療、地域医療
E-6-1 歯科専門職間の連携と多職種連携、チーム医療

対象学年
(学生数)

1 年生(前期)、3 年生(前期)、5 年生(臨床実習)
(約 120 名)

科目・コース
等の名称

1 年生:歯学入門セミナーI 本学薬学・歯学部 IPE
3 年生前期:アセンブリⅢ
5 年生臨床実習 A:本学薬学・歯学部・衛生学科・技工士専修科合同 IPE
高齢者施設見学実習

概要と方略

1年生から PBL 方式による多職種連携教育(IPE)を早期に体験させ、3 年生では TBL
方式による更に多数の職種との IPE、5 年生ではより臨床知識を駆使した IPE と多
職種の実践を学ぶ高齢者施設見学実習と、学年毎にプロフェショナリズムや多職種
連携能力を学ぶ機会が途切れることなく、また向上するようなカリキュラム構成と
なっている。
① 1 年生:歯学入門セミナーI 本学薬学・歯学部合同 IPE
「糖尿病と歯周病に罹患した祖母を持つ薬学部・歯学部 1 年生の会話(令和 2 年
度)」をシナリオに使用し、混合小グループにて「自己学習結果の発表」「追加課
題の討議」「発表用プロダクトの作成」等を行い、全体発表・質疑応答を行う。
Early Exposure の概念の元に、PBL、SGD、PLS(Plenary Session:SGD で討議した
内容を学生全員の前で全体発表・質疑応答を行う)方式を導入して学生の学習意欲
やコミュニケーション能力の向上を図る。
② 3 年生:アセンブリ III
藤田医科大学が主体となり 4 大学 7 学部(下表参照)が参加する IPE である。「QOL
白血病患者のどう生きたいかという願いに思いを巡らせ、寄り添うか(令和 4 年
度)」をシナリオに使用し、各大学学部混合小グループが TBL 方式を用いてオンラ
イン(3 日間)で行う。大まかな流れを以下に示す。
1)アイスブレイク→2)iRAT/tRAT→3)シナリオ共有→4)討論・個人学習・発表(課
題毎に繰り返し)→5)全体発表・質疑応答→6)ピア評価
患者の健康問題に異なった専門職が連携し取り組むことを主題に「患者中心の考え
方」を学ぶ。同世代であり、同じ保健医療を目指す学生同士でコミュニケーション
を取ることで、職責の理解とプロフェッショナリズム育成を図る。

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