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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (71 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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意識、言語、情動、視覚、聴覚、運動を学修に包含した。構成主義では、学修者の既存知識に、学修者にと
って意味のある新たな情報を積み重ねることで、鍵となる概念(Key concepts)や重要概念(Big ideas)が形
成される能動的なプロセスそのものが学びであると考えた。これらの概念は、細かい知識を単独で記憶する
ことでは獲得されず、周囲の学修者と相互に交わりあいながら得られるものである。構成主義は上述した成
人学修理論と相性が良い。一方、我が国の医学教育の現場では、まだあまり活用されていないという課題が
ある3。
3)Kolb の経験学修論
診療参加型臨床実習ガイドラインの「経験と評価の記録」の基盤となっている理論である。Kolb は、学修
経験を経験のみで終わらせず、自らの経験を振り返って分析、つまり省察することで学びをえることで、学
びを一般化(抽象的概念化)して、小規模・安全な状況で試行し、再び経験する、という 4 つのプロセスの循
環としてとらえた(Kolb の経験学修モデル)4。特に実習においては、具体的な経験をした後に、それを省察
する(振り返る)機会を作ることで、この学修サイクルが循環することとなる。

3
4

西城卓也. 行動主義から構成主義. 医学教育. 2012;43(4):290–1. https://doi.org/10.11307/mededjapan.43.290
Kolb AY, et al. The experiential educator: Principles and Practices of Experiential Learning; LIGHTNING SOURCE Incorporated:
2017.

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