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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (122 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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方略・評価の事例⑱
平成 28 年度
版学修項目

G-4 チーム医療・地域医療

令和 4 年度版
学修項目

CM コミュニケーション能力
C-1-2 歯科医師としての責務と裁量権
C-1-3 チーム医療
D-6-2 歯科専門職間の連携と多職種連携、チーム医療、地域医療

対象学年
(学生数)

第 3 学年後期(約 53 名)
第 5 学年後期(約 53 名)

科目・コース
等の名称

地域医療学実習 1
地域医療学実習 2(診療参加型臨床実習内)

概要と方略

「地域医療学実習 1」では、臨床系科目の講義が始まったばかりで専門知識を得てい
ない時期(第 3 学年)に、地域歯科医療の最前線を担う歯科診療所(実習協力施設、施設
長は本学の臨床教授、臨床准教授等)に出向いて見学を行なうことで、歯科医療に対す
る先入観が少ない段階での学修機会を構築している。具体的には、地域における保
健、医療、福祉、介護の各分野の役割、および多職種間の連携のあり方を体験ベース
で理解する。さらに、それを実現するための多職種と連携するためのコミュニケーシ
ョン能力の必要性を認識する。歯科医師の活動の典型的な形態である地域歯科医療の
現場を歯科医師と行動を共にする(シャドウイング)ことで、歯科医師を目指す者とし
ての心構えを養うとともに、臨床科目を学ぶにあたり、将来の医療人としての自覚を
高めるための動機付けの一つとする。
「地域医療学実習 2」は、臨床系科目の学習も終了し、共用試験も合格したのちに開
講される臨床実習内(第 5 学年)の実習ユニットの一つとして設置されている。この段
階では、臨床実践のための基本的な知識は備わっているものの、大半は専門科目毎に
細分化されていると考えられる。そこで、患者中心の医療を展開するために求められ
る知識の統合や基本的技能の修得を目指すとともに、思考過程を問題基盤型に切り替
えるために再度地域の医療の最前線を担う歯科診療所に出向き、改めて実習を行う。
(らせん型カリキュラム)本実習を臨床実習内で開講することにより、大学病院内で歯
科診療がいかに専門に偏っているか、また歯科衛生士等歯科関連専門職種との関りが
異なっているか、等の理解を深めることができる。

実施時間数

地域医療学実習 1:1 日(90 分×4)×5 回(実習協力施設での実習)
地域医療学実習 2:1 日(90 分×4)×5 回(実習協力施設での実習)

評価
(いつ・誰
が・どの方法
で・どのよう
なツールで・
何のために)

・ポートフォリオを用いた振り返り記録
・実習最終日の全体発表
・出席状況や実習先での態度
以上を合計し、総括的評価を行う。

大学名

鹿児島大学

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