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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (114 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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方略・評価の事例⑭
平成 28 年度版
学修項目

F-3-7)高齢者・障害者など患者への治療 ①③
G-4 チーム医療・地域医療 ①②③
G-5 患者中心の医療 ①

令和 4 年度版
学修項目

C-1-3 チーム医療
C-4-3 医療・保健・福祉・介護の制度
D-6-2 歯科専門職間の連携と多職種連携、チーム医療、地域医療
E-6-1 歯科専門職間の連携と多職種連携、チーム医療
E-6-2 地域医療

対象学年
(学生数)

第 5 学年後期〜第 6 学年前期(50 名)

科目・コース等
の名称

離島医療・保健福祉実習

概要と方略

長崎県は全国で最も多くの離島を有し、離島地域の高齢化率は 35%を超え、わが国
の超高齢社会がすでに具現化されている。離島地区においては、地域に密着した保
健・医療・福祉の連携体制が構築されており、地域保健、地域医療を学び健康長寿社
会の貢献マインドを涵養するうえで、この地は絶好の教育現場であると言える。本実
習では多職種連携による地域包括ケアの現場を体験し、離島地区の現状を社会的・文
化的・地理的な背景等も含め幅広く理解し、離島等の地域歯科医療を担う歯科医師養
成を目的としている。本学医学部医学科 4〜5 年生、保健学科 4 年生、薬学部薬学科 6
年生と共に医療系 3 学部の共修で、実際に学生が離島に赴き、滞在し、五島市内各所
の施設を利用して、離島医療を実体験しながら医療・保健・福祉学を学ぶことで、在
宅介護実習と医科歯科連携、多職種連携を実践する。
滞在型実習の内容は以下の通りである。
・実習項目、到達目標のガイダンスとディスカッション
・離島福祉施設実習:五島市社会福祉協議会デイサービス、デイ・はまゆう及び
要介護施設只狩荘にて介護スタッフの補助、口腔ケアの実践を行い、高
齢者歯科保健に必要な知識、態度、技能を学ぶ。また福祉現場での介護スタ
ッフとの連携を体験する。
・離島歯科口腔医療実習:民間歯科医院による往診や 2 次離島診療所に帯同
し、見学並びに補助を行う。
・離島保健医療実習:五島市国保健康政策課・長寿介護課及び五島保健所に
おける行政が実施している保健予防事業への参加を通じて、公衆衛生上必要
な知識、態度、技能を学ぶ。地域包括支援センターの業務見学として高齢者
宅の訪問、介護保険認定調査に同行することもある。
・グループディスカッション:各学生のポートフォリオを基に同クールに参加
の医学部、薬学部学生とともにグループディスカッションを行い、互いの学
びの共有、問題点の抽出を行う。

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