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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (106 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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方略・評価の事例⑩
平成 28 年度
版学修項目

C-6 生体と薬物
C-6-1)薬物と医薬品
C-6-2)薬理作用
C-6-3)薬物の適用と体内動態
C-6-4)薬物の副作用と有害作用

令和 4 年度版
学修項目

A-6-2 薬理作用の基本
A-6-4 薬物の副作用と有害事象を考慮した薬物治療の基本原理

対象学年
(学生数)

第 3 学年前期(50 名)

科目・コース
等の名称

歯科東洋医学

概要と方略

現代の医療は西洋医学と呼ばれるルネサンス以降自然科学の発展とともに進化してき
た医学を根拠とすることが多いが、時代の変化やニーズに合わせ科学的な近代西洋医学
のみならず、伝統医学と相補(補完)・代替医療、更に経験的な伝統・民族医学や民間療
法等が存在するのも事実である。そこで「近代西洋医学を前提として、これに相補(補
完)・代替療法や伝統医学等を組み合わせて更に QOL(Quality of Life:生活の質)を向
上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行う
もの」(厚生労働省『「統合医療」のあり方に関する検討会』(2012(平成 24)年度))と位
置付けられる「統合医療」の考え方を学ぶ。その端緒として漢方医学や鍼灸医学から成
り立つ東洋医学を近代西洋医学と対比しつつ学び、さらに補完代替医療の概要を学ぶこ
とで様々な医療の形があることを理解する。
授業はスライド、動画、配布プリントを用いた輪講形式で行われる。内容として統合
医療の概論の後補完代替医学についての講義の中で陰陽論および五行学説の概念を、薬
膳料理や様々な食材の持つ人体への効果を通じて八綱弁証や気血水の東洋医学の概念を
学ぶ。その後、漢方薬の基本から最新のエビデンスを、また鍼灸の理論を知った上で実
際に体験実習も行う。
アクティブラーニングにおいては歴史上の漢方医の功績や人間関係を調べることで、
東洋医学に対する偏見が生まれた経緯を知り、補完代替医学として重要な存在であるこ
とをグループ学習し発表討論を行う。

実施時間数

1 時間×17 回

99