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参考資料4_歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (22 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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歯科医師は、医療人としての高い倫理感をもって、患者の安全を何よりもまず優先した上で質の高い歯科医
療を提供するとともに、医学に新たな知見を積み重ねることができるよう、以下の資質・能力の向上のため、
生涯にわたって研鑽していくことが求められる。
本稿では、医療人として生涯にわたって修得・研鑽すべき共通の 10 の資質・能力を大項目に示し、卒業時ま
でに修得すべき具体的な能力を示した。
PR:プロフェッショナリズム(Professionalism)
人々の命と健康を守るために、人間の多様性に配慮し、人間性を尊重しつつ、歯科医師の職責を十分に自覚
し、利他的な態度で医療に関わりながら、歯科医師としての道を究めていく。
PR-01
歯科医師としての職責を理解し、倫理観、責任感、品格、思いやりを持って行動でき
る。
PR-02
患者、生活者の心理的、社会的要因や社会背景に配慮し、尊厳を尊重し、利他的、誠
実、正直、公平公正に行動できる。
PR-03
社会規範はもとより、歯科医師法及び関連法規、歯科医師に求められる規範・倫理を
遵守できる。
PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を
高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-05
医療従事者としてセルフマネジメント能力(レジリエンス、ストレスマネジメント)を
養うことができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
GE:総合的に患者・生活者をみる姿勢(General Attitude)
個人と社会のウェルビーイングを実現するために、患者・生活者の心理及び社会文化的背景や家族、
地域社会との関係性を踏まえ、説明責任を果たしつつ、ニーズに応じて柔軟に自身の専門領域にとどまらずに
診療を行い、総合的に患者・生活者を支える歯科医療を提供していく。
GE-01
歯科医師としての説明責任を果たし、インフォームド・コンセントを適切に得るために
必要な能力を身に付ける。
GE-02
かかりつけ歯科医の職責を自覚し、地域の実情も視野に入れ、プライマリ・ケアを提供
できる。
GE-03
患者・生活者の成長、発達、老化等のプロセスを踏まえ、適切に患者の診療にあたるこ
とができる。
GE-04
患者の抱える多疾患や心理・社会的観点も踏まえ、患者にとって最善の臨床実践に関与
できる。
GE-05
歯科医療にとどまらず、患者・生活者の社会文化的背景を理解した上で、他職種や他業
種との多職種連携を実践できる。
LL:生涯にわたって共に学ぶ姿勢(Lifelong Learning)
より安全で質の高い歯科医療を実践するために、絶えず省察し、生涯にわたって自律的に学びながら他の歯
科医師、医療者と研鑽し続けるとともに、積極的に医療者教育に関わっていく。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図る
ことができる。
LL-02
医療の質について、常に振り返り、その改善に努めることができる。

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