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医療IT委員会 答申 (43 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012779.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(6/10)《日本医師会》
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し、効率的な防御体制を構築でき、このシステムを地連ネットワーク内の複数の病院で共
有することで、1 病院当たりの負担を抑えることが可能となっている。

2.仮想ブラウザによる安全なクラウド型 AI 活用+共同利用
診療中の会話の音声を生成 AI で解析す
ることで、SOAP 形式の診療記録の下書きを
自動生成するサービスの実証事業も進め
ており、診療時間の短縮や記録の充実に寄
与している。
また、患者さんのスマートフォンを活用
した PHR(個人健康記録)との連携により、
日常生活での症状記録が診療に直接活か
される循環型の情報基盤を実現している。
これらは国産 LLM により構築され、安全性
にも配慮されている。
さらに、電子カルテ環境でも安全にこう
した AI を利用するため、「仮想ブラウザ」
技術を導入。外部接続を論理的に分離する
ことで、セキュリティリスクを抑えつつク
ラウドサービスを活用可能としている。こ
れにより、地連ネットワーク上での AI サ
ービス提供が可能となっている。

3.縮退運転を前提とした IT-BCP と AI 訓練+ナレッジの共有
東北大学病院では、IT に関わる防災・業務継続計画(病院 IT-BCP)第 1 版を取りまとめ
た。ランサムウェア発生時の診療継続を想定し、具体的なシナリオに基づく訓練を実施し
ており、その作成や振り返りにも AI を評価支援などで活用している。
AI 評価支援システムは、地連ネットワーク内の医療機関でも利用できるように提供可能
であり、これらの知見を地域で共有することで、防災力・対応力の底上げを目指している。

4.まとめ
地域医療が直面する人材不足、医療 DX、サイバーリスクとそのコスト対応という課題に
対し、地連ネットワークシステムは「情報共有のコスト」から「医療を支える基盤」へと
役割を変えつつある。
本提案を通じて、医療の安全性・効率性・持続可能性を同時に高める地連ネットワーク
は「地域の見張り番(共通基盤)」となる新たな価値を提示する。
また、地域特有の課題解決には、地域の実情を理解した人々による密な連携が不可欠で
あり、その基盤としても地連ネットワークシステムの再活性化が有効と考えられる。

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