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医療IT委員会 答申 (42 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012779.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(6/10)《日本医師会》
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2-2-7.地域医療情報連携ネットワークの新しい使い方
東北大学病院医療データ利活用センター長

東北大学災害科学国際研究所教授

藤井進

近年、ランサムウェア被害の増加は重要な社会課題であり、医療機関も例外ではない。
もはや対岸の火事ではなく、境界型防御とゼロトラストの併用、人材確保、導入コストな
ど、サイバーセキュリティには現実的な課題が山積している。一方で医療 DX の進展により
多様な AI サービスが登場し、クリニックから大学病院まで幅広くクラウド型 AI の活用が
期待されている。
このように、セキュリティ対策と AI 活用という相反する要請が共存する状況下で、医療
機関はいかに対応すべきか。ラン
サムウェア被害が発生した場合、
地域内で不足する医療応需を他の
医 療 機関 が補 わな けれ ば なら な
い。そのため、人的資源やセキュリ
ティ対応システムを複数施設で共
同利用できれば、生産性の高い解
決策となり得る。すなわち、既存の
地 域 医療 情報 連携 ネッ ト ワー ク
(地連)を活用し、地域の「見張り
番」と AI 共同利用のプラットフォームとして機能させることは、現実的かつ実効性の高い
アプローチと考え、宮城県地域医療連携ネットワ―ク(MMWIN)では次のような取り組みを
実証している。

1.サイバーセキュリティ対応に decoy を活用したライセンス共同利用
地連を活用したランサムウ
ェア対策として、初動監視の
Decoy システムを試験導入し、
東北大学病院がその管理・運用
を試行した。
サイバー攻撃の早期発見、侵
入を発見するために仮想的サ
ーバーである Decoy(おとりシ
ステム)を設置し、攻撃者を誘
導することで、侵入の兆候を早
期検知する仕組みで、業務への影響が少なく、高精度かつ低コストで導入可能という利点
がある。
これを地連ネットワーク上に配置することで、各医療機関のセキュリティ監視を共同化

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