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医療IT委員会 答申 (37 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012779.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(6/10)《日本医師会》
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い、肉親や隣人との接点がほとんどない、認知症の症状の進行等を抱えている。そして、
食思不振と社会的環境は関連が強く、治療抵抗性の大きな要因である。服薬指導に比べ、
遥かに深刻な病態では、伝達情報量も多いが、地域の栄養士は少なく、関係機関数は多岐
に及び、連携
の歴史は少な
い。当然、栄養
指導に必要な
文言辞書は服
薬指導に比べ
て遥かに多
く、関係機関
の意向と連携
の調査は煩雑
で難しく、栄
養指導支援シ
ステムの設計
には課題が山積しているが、少しでも共有が進むと効果が期待される。

3.医師会の地域栄養指導への対応
粕屋医師会は地域一体型の栄養指導体制の構築に向けて、医師、栄養士と多職種、行政
職員を集めて栄養指導のシステム化の検討を始めた。地域の独居老人や老々家庭には社会
福祉や医療のサービスも受けず、医療との接点がない患者が少なくない。民生委員や行政
職員からかかりつけ医を紹介されるが、食思不振、体重減少に加え生きる意欲も低下して
いることが多く、両者が悪循環して、サルコペニア、フレイルに移行し、孤独死する人も
少なくない。早期発見のためには、判りやすい地域共通の基準を定め、民生委員と高齢者
患者との接点が多い調剤薬局や訪問看護師、介護士、更には家族にも共有する。
対応する側も、在宅医療や食思不振に関心の高い医師を中核としたミニネットワークを
構築し、相互連携を強化する。ミニネットワークを対象に勉強会を開催し、ネットワーク
の強化を図り、栄養指導支援システムの基盤準備と開発を表明した。

4.業務支援システムの開発
地域の深刻な過少摂取者への対応には、深刻な社会的背景を判りやすく栄養士に伝え、
地域や肉親が、栄養指導内容を理解できる栄養指導報告書を作成して地域に発信し、地域
には再度の栄養指導や、患者用に設定した食事の再体験と摂取状況確認のための、短期入
院の時期を明示する栄養指導支援システムを作成する。行政職員を始め関係者の声を聞い
て、実際の項目と選択文書の熟成を図る。短期入院を担う拠点を病院と有床診療所の何れ
にするか、IT 環境では前者が、利便性と継続性から後者が優れている。パソコンでの開
発は電子カルテとの連携が難しく、実現性は乏しく、電子カルテでの開発を予定している。

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