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医療IT委員会 答申 (40 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012779.html |
| 出典情報 | 日本医師会 定例記者会見(6/10)《日本医師会》 |
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2-2-6.ひろしま医療情報ネットワーク(HM ネット)
:生き残りを懸けた試み
-AI 胸部 X 線画像診断支援システムの共同利用など-
広島県医師会常任理事
藤川光一
ひろしま医療情報ネットワーク(HM ネット)では、全国医療情報プラットフォームの構
築が進む中で、その存在意義を再定義し、生き残りと発展を図るために取り組んでいる。
従来、地域医療情報ネットワークは医療機関間の情報共有を担ってきたが、全国規模のプ
ラットフォームとの機能重複が課題となり、差別化が求められている。HM ネットでは、単
なる情報共有にとどまらず、臨床現場の実務を直接支援する機能の強化を軸に、新たな価
値創出を目指している。その中核的な取り組みを紹介する。
1.「AI 胸部 X 線画像診断支援システム」
本システムは本来、各医療機関内で利用されるものだが、サーバーを HM ネットの情報セ
ンターに設置し、VPN 経由で複数施設が共有できる仕組みとした点に特長がある。医師は
画像データをアップロードすることで、AI による異常所見の検出結果を得ることができ、
診断の補助として活用する。異常の可能性は画像上に色分け表示され、確信度も数値で示
されるため、診断の質向
上や見落とし防止に寄与
している。実際に、AI 併
用により検出率が向上す
る結果が示されており、
利用件数や参加医療機関
数も増加していることか
ら、ネットワークの価値
向上および新規参加の促
進にも寄与していると評
価される。近々、肺の CT
を対象とした「AI による肺結節の検出プログラム」と MR アンギオグラフィを対象とした
「AI による動脈瘤の検出」の導入を検討している。
2.ファイル共有・送受信システム「HM-Box」
高い機密性を確保した環境下で医療情報を安全に共有できる仕組みであり、特にファイル
をダウンロードせずに同時編集が可能である点が特長である。新型コロナ流行時にはオンラ
イン診療の円滑化に活用され、また地域医療連携パスのオンライン化により、複数医療機関
間でのリアルタイムな情報共有を実現できる。さらに、薬剤師から医師へのトレーシングレ
ポートの送信や、訪問看護における書類提出の効率化など、多様な場面で活用されている。
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:生き残りを懸けた試み
-AI 胸部 X 線画像診断支援システムの共同利用など-
広島県医師会常任理事
藤川光一
ひろしま医療情報ネットワーク(HM ネット)では、全国医療情報プラットフォームの構
築が進む中で、その存在意義を再定義し、生き残りと発展を図るために取り組んでいる。
従来、地域医療情報ネットワークは医療機関間の情報共有を担ってきたが、全国規模のプ
ラットフォームとの機能重複が課題となり、差別化が求められている。HM ネットでは、単
なる情報共有にとどまらず、臨床現場の実務を直接支援する機能の強化を軸に、新たな価
値創出を目指している。その中核的な取り組みを紹介する。
1.「AI 胸部 X 線画像診断支援システム」
本システムは本来、各医療機関内で利用されるものだが、サーバーを HM ネットの情報セ
ンターに設置し、VPN 経由で複数施設が共有できる仕組みとした点に特長がある。医師は
画像データをアップロードすることで、AI による異常所見の検出結果を得ることができ、
診断の補助として活用する。異常の可能性は画像上に色分け表示され、確信度も数値で示
されるため、診断の質向
上や見落とし防止に寄与
している。実際に、AI 併
用により検出率が向上す
る結果が示されており、
利用件数や参加医療機関
数も増加していることか
ら、ネットワークの価値
向上および新規参加の促
進にも寄与していると評
価される。近々、肺の CT
を対象とした「AI による肺結節の検出プログラム」と MR アンギオグラフィを対象とした
「AI による動脈瘤の検出」の導入を検討している。
2.ファイル共有・送受信システム「HM-Box」
高い機密性を確保した環境下で医療情報を安全に共有できる仕組みであり、特にファイル
をダウンロードせずに同時編集が可能である点が特長である。新型コロナ流行時にはオンラ
イン診療の円滑化に活用され、また地域医療連携パスのオンライン化により、複数医療機関
間でのリアルタイムな情報共有を実現できる。さらに、薬剤師から医師へのトレーシングレ
ポートの送信や、訪問看護における書類提出の効率化など、多様な場面で活用されている。
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