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05資料2-1森野委員提出資料(RSウイルス母子免疫ワクチンと抗体製剤ファクトシート) (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》 |
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分析が実施され費用対効果良好となる価格の上限が示されていた。
アブリスボとニルセビマブの併用またはいずれか単独使用を比較した3件の研究では、乳児接種、妊婦
接種、妊婦接種に加えハイリスク児への接種など、価格設定に応じて費用対効果の優位性が変化すること
が示された。このため、両製品の最適な併用・選択戦略について一定の結論を導くことは困難であった。
アブリスボ以外の妊婦ワクチンとニルセビマブを対象とした研究は3件あり、そのうち1件は閾値分析
が実施され費用対効果良好となる価格の上限が示されていた。その他の1件ではニセルビマブの季節限
定使用、もう1件ではニルセビマブの全員への使用が費用対効果の点で優れているとの結果であった。
以上、今回レビューした研究には価格を事前に定めない閾値分析が多く含まれており、価格を仮定して
実施された費用効果分析においても各製品の価格や有効性に関する仮定の置き方によって結果が異なる
ことから、一定の結論を導くことは困難であった。今後は、日本における価格設定、疾病負担、医療制度
などを踏まえた費用効果分析を実施し、より日本の実態に即した評価を行うことが重要である。
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アブリスボとニルセビマブの併用またはいずれか単独使用を比較した3件の研究では、乳児接種、妊婦
接種、妊婦接種に加えハイリスク児への接種など、価格設定に応じて費用対効果の優位性が変化すること
が示された。このため、両製品の最適な併用・選択戦略について一定の結論を導くことは困難であった。
アブリスボ以外の妊婦ワクチンとニルセビマブを対象とした研究は3件あり、そのうち1件は閾値分析
が実施され費用対効果良好となる価格の上限が示されていた。その他の1件ではニセルビマブの季節限
定使用、もう1件ではニルセビマブの全員への使用が費用対効果の点で優れているとの結果であった。
以上、今回レビューした研究には価格を事前に定めない閾値分析が多く含まれており、価格を仮定して
実施された費用効果分析においても各製品の価格や有効性に関する仮定の置き方によって結果が異なる
ことから、一定の結論を導くことは困難であった。今後は、日本における価格設定、疾病負担、医療制度
などを踏まえた費用効果分析を実施し、より日本の実態に即した評価を行うことが重要である。
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