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05資料2-1森野委員提出資料(RSウイルス母子免疫ワクチンと抗体製剤ファクトシート) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》
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図2 都道府県別の RSV 感染症の定点当たり報告数の推移、2018 年~2024 年 40

世界でも COVID-19 パンデミック以降に RSV 感染症の動向の変化が報告された。アメリカ大陸では、
北半球と南半球それぞれの秋から冬にかけての流行として 2 つの流行が 2021 年には観察されなかった
が、2022 年以降は観察されている。特に 2023 年の流行のピークレベルは 2018 年や 2019 年を超えるも
のとなった。米国でも 2021 年には RSV 感染症の流行が晩春に始まったが、2022/23 シーズンでは、パ
ンデミック前の季節性への回帰を示唆するような時期での流行を観察されている。英国においても、2021
年にパンデミック前にはみられなかった夏季における RSV 検査陽性率のピークの形成がみられたが、
2022 年以降はパンデミック前の季節性への回帰を示唆するような流行を観察されている 40。
3)年齢分布
年齢分布をみると、2018 年~2020 年の 2 歳以上の割合は類似しており、平均 29.8%であったが、2021
年は 50.8%と高かった(図3)40。例年の年齢分布 41,48 と比較して、2021 年は 0 歳が占める割合が大きく
減少し、2 歳、3 歳、4 歳以上のそれぞれの割合が増加していた。2021 年の各年齢における報告数と、
2018 年と 2019 年の平均報告数の比でみると、0 歳は 0.94 であるのに対し、1 歳は 1.43、2 歳は 2.68、3
歳は 3.53、4 歳以上は 3.96 であった。一方で 2022 年~2024 年では、2 歳以上の割合がそれぞれ 47.3%、
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