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04 令和8年度予算概算要求主要事項 (62 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html |
出典情報 | 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》 |
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(3)女性の多様なチャレンジに寄り添う学びと社会参画支援事業
1.趣
(前 年 度 予 算 額
21,921千円)
令和8年度要求額
30,342千円
旨
男女共同参画は、日本政府の重要かつ確固たる方針であり、国際社会で共有されている規
範である。我が国では、少子高齢化、Society5.0 の実現を見据える中、女性活躍の推進は
社会・経済の持続可能な発展のために重要である。
令和2年 12 月に閣議決定された「第5次男女共同参画基本計画」(3年度~7年度)で
は、社会の多様性と活力を高め我が国経済が力強く発展していく観点や、男女間の実質的な
機会の平等を担保する観点から、指導的地位への女性の参画の拡大が極めて重要とされ、
「2030 年代には、誰もが性別を意識することなく活躍でき、指導的地位にある人々の性別
に偏りがないような社会となることを目指す」ことや、「そのための通過点として、2020 年
代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合が 30%程度となるよう目指して取組
を進める」ことが新しい目標として掲げられている。
また、「女性活躍・男女共同参画の重点方針 2025(女性版骨太の方針 2025)」において
は、これらの目標を達成するため、政府全体として強力に取組を進めることとしており、
「理
工系分野での活躍を含む、女性の多様な選択を可能にするための教育・学習プログラムの開
発・普及を図るとともに、教育分野のアンコンシャス・バイアスの解消や男女共同参画の推
進に取り組む。」ことや「未就学児がジェンダーバイアスにより自分の可能性を狭めてしま
わないよう、幼児期の教育現場等における固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み
(アンコンシャス・バイアス)の解消に資する方策について引き続き調査研究を行い、成果
物について周知・普及に努める。」こととされている。
加えて、「地方創生 2.0 基本構想」では、「教育に携わる者がアンコンシャス・バイアス
のもたらす地域社会への影響への問題意識を持ちながら、こどもたちへの教育・進路選択の
支援等に臨んでいくことができるよう、アンコンシャス・バイアスへの気づきを促すための
教員研修を推進する。また、大学やNPO等の様々な関係者の協力を得ながら、科学技術分
野で活躍するロールモデルと出会う機会の提供や保護者の理解を促すシンポジウム等を通
じ、女子中高生の理系進路選択支援を推進する。」こととされている。
これらを踏まえ、女性の多様なチャレンジを支援する教育プログラムについて、これまで
構築した既存の教育プログラムモデルの改善・充実を図るとともに、そのノウハウを展開し、
各地の大学が地元の自治体等と連携して講座開設ができるようサポートする「女性チャレ
ンジネットワーク」の形成を支援し、本取組の全国的な普及・啓発を図る。
また、子供たちの理工系進学を阻害する固定的な性別役割分担意識や、アンコンシャス・
60
1.趣
(前 年 度 予 算 額
21,921千円)
令和8年度要求額
30,342千円
旨
男女共同参画は、日本政府の重要かつ確固たる方針であり、国際社会で共有されている規
範である。我が国では、少子高齢化、Society5.0 の実現を見据える中、女性活躍の推進は
社会・経済の持続可能な発展のために重要である。
令和2年 12 月に閣議決定された「第5次男女共同参画基本計画」(3年度~7年度)で
は、社会の多様性と活力を高め我が国経済が力強く発展していく観点や、男女間の実質的な
機会の平等を担保する観点から、指導的地位への女性の参画の拡大が極めて重要とされ、
「2030 年代には、誰もが性別を意識することなく活躍でき、指導的地位にある人々の性別
に偏りがないような社会となることを目指す」ことや、「そのための通過点として、2020 年
代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合が 30%程度となるよう目指して取組
を進める」ことが新しい目標として掲げられている。
また、「女性活躍・男女共同参画の重点方針 2025(女性版骨太の方針 2025)」において
は、これらの目標を達成するため、政府全体として強力に取組を進めることとしており、
「理
工系分野での活躍を含む、女性の多様な選択を可能にするための教育・学習プログラムの開
発・普及を図るとともに、教育分野のアンコンシャス・バイアスの解消や男女共同参画の推
進に取り組む。」ことや「未就学児がジェンダーバイアスにより自分の可能性を狭めてしま
わないよう、幼児期の教育現場等における固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み
(アンコンシャス・バイアス)の解消に資する方策について引き続き調査研究を行い、成果
物について周知・普及に努める。」こととされている。
加えて、「地方創生 2.0 基本構想」では、「教育に携わる者がアンコンシャス・バイアス
のもたらす地域社会への影響への問題意識を持ちながら、こどもたちへの教育・進路選択の
支援等に臨んでいくことができるよう、アンコンシャス・バイアスへの気づきを促すための
教員研修を推進する。また、大学やNPO等の様々な関係者の協力を得ながら、科学技術分
野で活躍するロールモデルと出会う機会の提供や保護者の理解を促すシンポジウム等を通
じ、女子中高生の理系進路選択支援を推進する。」こととされている。
これらを踏まえ、女性の多様なチャレンジを支援する教育プログラムについて、これまで
構築した既存の教育プログラムモデルの改善・充実を図るとともに、そのノウハウを展開し、
各地の大学が地元の自治体等と連携して講座開設ができるようサポートする「女性チャレ
ンジネットワーク」の形成を支援し、本取組の全国的な普及・啓発を図る。
また、子供たちの理工系進学を阻害する固定的な性別役割分担意識や、アンコンシャス・
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