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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00272.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第3回 6/13)《厚生労働省》 |
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4.医療提供体制の現状と目指すべき方向性(抄)
(5)その他
① リハビリテーション
○ 急性期の患者の多くは自宅に退院し、回復期等の療養のため、他の病院や診療所に転院する患者
は6-8%程度である。こうした中、高齢者ついては、急性期の治療後の速やかな在宅復帰が重
要であり、入院早期からの離床やリハビリテーション、早期の退院により、身体活動を増加させる
ことが重要である。
○ 回復期を担う主な病床としては、複数のリハビリ専門職が専従し、集中的にリハビリテーション
を行う回復期リハビリテーション病棟(以下、回リハ病棟)、急性期を経過した患者の受入とと
もに、在宅で療養している患者等の対応を行う地域包括ケア病棟(以下、地ケア病棟)がある。
○ 回リハ病棟と地ケア病棟については、入院患者の半数以上が 80 歳以上となっており、介護が必
要な認知症高齢者が一定数入院している。回リハ病棟については、大腿骨近位部の骨折、脳卒中、
胸腰椎の骨折、膝関節症等の疾患が多く、地ケア病棟については、高齢者救急に関連する肺炎等
や白内障等の予定手術のほか、大腿骨近位部の骨折、腰椎の骨折等の回リハ病棟で見られる疾患
の患者も入院している実態がある。
○ 回リハ病棟と地ケア病棟の二次医療圏別の平均在院日数については、回リハ病棟の平均在院日数
の中央値は 56 日、最大の二次医療圏で 98 日、地ケア病棟の平均在院日数の中央値は 20 日、
最大の二次医療圏で 32 日である。
○ リハビリテーションについては、入院での早期のリハビリテーションや集中的なリハビリテー
ションが効果的な場合は入院でのリハビリテーションを提供しつつ、それ以外の場合には、介護
老人保健施設等の他施設とも連携しながら、外来医療・在宅医療等におけるリハビリテーション
の提供を含め、患者の身体機能等に応じて、適切な場でリハビリテーションを提供することが求
められる。
出典:令和6年12月18日 新たな地域医療構想等に関する検討会 「新たな地域医療構想に関するとりまとめ」
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