よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入ー1 (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00272.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第3回 6/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

包括的な機能を担う入院医療に係る現状と課題①
【地域包括医療病棟の届出に関する調査結果】
○ 地域包括医療病棟を有する病院の約3分の2が急性期の病棟を有していた。今後の届出意向をもつ医療機関は
5%前後と少なかった。届出を検討する上での課題として、休日のリハビリテーションの提供や、重症度、医
療・看護必要度の基準、ADLに関するアウトカム評価等をあげた医療機関が多かった。

【地域包括医療病棟と地域包括ケア病棟との相違点について】
○ 地域包括医療病棟と、地域包括ケア病棟(転院/転棟を除き、直接入院する患者に限る)の入院患者を比較する
と、入院患者数の多い疾患や、その患者像は一定程度類似していた。
【地域包括医療病棟と急性期一般入院料2-6との相違点について】
○ 同一医療機関内に地域包括医療病棟と急性期一般入院料2-6の双方の病棟を有する医療機関において、入院
患者数の多い疾患や、その患者像は一定程度類似していた。いずれの病棟に入棟したかで患者の要介護度や認
知症高齢者の日常生活自立度の分布を比較すると、地域包括医療病棟において、要介護度等が高い患者が多い
傾向にあった。入院~退院までのADLの変化は、地域包括医療病棟と急性期病棟とで大きな違いはなかった。
【地域包括医療病棟における内科疾患・外科疾患の受入の状況について】
○ 地域包括医療病棟において、医療機関ごとに、診療している疾患の内訳にはばらつきがあった。

【地域包括医療病棟におけるADLの変化や平均在院日数の基準について】
○ 入院中のADLの変化については、疾患ごとに一定のパターンがあり、誤嚥性肺炎や心不全においては、整形外
科疾患と比較しADLの改善幅は小さかった。
○ 高齢であることは、他のリスク因子を調整しても在院日数延長に関連するという報告があった。

84