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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00272.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第3回 6/13)《厚生労働省》
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新たな地域医療構想に関するとりまとめ(令和6年12月)
2.2040年頃の医療をとりまく状況と課題(抄)
(1)医療需要等
○ 2040 年の医療需要については、85 歳以上の高齢者は医療・介護の複合ニーズを有する場合が多く、85 歳
以上人口の増加に伴い、2020 年と比較して、85 歳以上の高齢者の救急搬送は 75%増加し、85 歳以上の在
宅医療の需要は62%増加することが見込まれる。また、認知症の人の数は増加している。
○ 高齢者救急については、自宅以外の高齢者施設等からの救急搬送の増加も見込まれるほか、発症後の生活機
能を維持するためのリハビリテーションや、退院後の生活環境等も踏まえた退院調整がさらに重要となる。
4.医療提供体制の現状と目指すべき方向性(抄)
(1)新たな地域医療構想における基本的な方向性
○ 医療と介護の複合ニーズを抱える 85 歳以上の高齢者の増加や人口減少がさらに進む 2040 年、さらにその
先を見据え、全ての地域・全ての世代の患者が、適切に医療・介護を受けながら生活し、必要に応じて入院し
て、日常生活に戻ることができ、同時に、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療提供体制を構築す
る必要がある。このため、新たな地域医療構想において、以下の4点を中心として、限りある医療資源を最適
化・効率化しながら、「治す医療」を担う医療機関と「治し支える医療」を担う医療機関の役割分担を明確化
し、地域完結型の医療・介護提供体制を構築する必要がある。
○ 1点目は、増加する高齢者救急への対応である。高齢者救急について、その受入体制を強化するとともに、
ADLの低下を防止するため、入院早期から必要なリハビリテーションを適切に提供し、早期に自宅等の生活
の場に戻ることができる支援体制を確保することが求められる。その際、救急搬送や状態悪化の減少等が図ら
れるよう、医療DXの推進等による在宅医療を提供する医療機関や高齢者施設等と地域の医療機関との連携強
化、かかりつけ医機能の発揮等を通じて、在宅医療を提供する医療機関や高齢者施設等の対応力を強化するこ
とも求められる。(後略)
出典:令和6年12月25日 社会保障審議会医療部会 「2040年頃に向けた医療提供体制の総合的な改革に関する意見」

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