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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00272.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第3回 6/13)《厚生労働省》
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高齢者の医療に係る現状と課題
【高齢者の医療のニーズと「新たな地域医療構想のとりまとめ」における医療機関機能について】
○ 85歳以上の世代においては、入院患者数、要介護認定者数ともに増加しており、主として地域包括ケア病棟や
回復期リハビリテーション病棟で、高齢・要介護者の割合が経年的に増えている。
○ 「新たな地域医療構想のとりまとめ(令和6年12月)」において、医療と介護の複合ニーズを持つ高齢患者の
増加、高齢者の救急搬送の増加、高齢者の入院医療における早期からの在宅復帰を目指した関わりの必要性等
を踏まえ、「高齢者救急・地域急性期機能」や「在宅医療等連携機能」が医療機関機能として位置づけられた。
【高齢者の救急搬送の受入体制について】
○ 85歳以上の救急搬送率が増加している。
○ 令和6年度診療報酬改定では救急患者連携搬送料、地域包括医療病棟が新設された。
【在宅・介護施設等の後方支援機能について】
○ 地域包括ケアシステムにおいても、従来より適切な連携等により生活地域において医療を完結することが望ま
しいと考えられている。
○ 新たに開始されるかかりつけ医機能報告制度において、かかりつけ医機能を後方支援する病院・診療所の役割
や、平時からの情報共有ルールや、救急搬送ルールについて、地域の協議の場で話し合うこととされている。
【高齢者の入院中に必要な介入について】
○ 高齢者の診療においては、主傷病の治療以外にも、廃用症候群を含む老年症候群の予防や対応、早期からのリ
ハビリテーション、ポリファーマシーへの対応、意思決定支援等の視点が必要である。
○ 令和6年度診療報酬改定ではこうした機能を持つ病棟として地域包括医療病棟の新設、リハビリ・栄養・口腔
ケア等の総合的な診療の評価等が行われた。

【課題】
○ 上記の現状について、どのように評価するか。
○ 上記の現状を踏まえて、更に検討を進めるべき事項についてどのように考えるか。

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