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参考資料 持続可能な社会保障制度の構築(財政各論Ⅱ)(参考資料) (62 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20250423zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/23)《財務省》
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医療用医薬品とOTC薬との比較
○ OTC薬は、同一成分の医療用医薬品(「OTC類似薬」)と比べ高い価格で販売されている傾向。一方、診療や調剤に係る医療費
(技術料)を含めた自己負担額の合計との比較でみれば、薬局・ドラッグストアで自らOTC薬を購入した方が安価な場合もある。
○ 患者側の支払う金額での比較もさることながら、OTC薬として購入できる場合にも医療用医薬品(OTC類似薬)を購入する場合、
そのコストの多くは、保険料・税で賄われているという事実を認識する必要。

 医療用医薬品を処方された場合とOTC薬を購入した場合のコスト比較(あくまで一例)(青色:医療用医薬品、緑色:OTC薬)
※ 処方期間等については、患者の状態に応じて医師の判断により個別に異なり、様々なケースが存在するが、便宜上、一定の仮定を置いて比較している。
花粉症薬(フェキソフェナジン60mg 14日分)
5,820

湿布薬(ロキソプロフェン100mg 14枚)

漢方薬(感冒)(葛根湯(顆粒)4日分)※4
5,650

5,210
4,074(保険者負担)

3,955(保険者負担)

3,647(保険者負担)

5,350

5,350

4,970
1,746(患者3割負担)
1,164(患者2割負担)

470

1,055(652~1,930)

※1

薬剤費

初・再診料など

※2

1,563(患者3割負担)
1,042(患者2割負担)

240

582(患者1割負担)

OTC価格 ※3

保湿剤(ヘパリン類似物0.3% 50g(1本))
5,290

薬剤費

(単位:円)

1,183(932~1,528)

521(患者1割負担)

初・再診料など

1,695(患者3割負担)
1,130(患者2割負担)

300
OTC価格

胃酸分泌抑制薬(ファモチジン10mg 14日分)

薬剤費

842(357~1,350)

565(患者1割負担)

初・再診料など

OTC価格

解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン300mg 14日分)
5,530

5,700

3,990(保険者負担)
3,703(保険者負担)

3,871(保険者負担)

4,970

1,587(患者3割負担)

1,115(885~1,286)

1,058(患者2割負担)

320
薬剤費

2,640 (1,003~3,465)

5,350

350

529(患者1割負担)

初・再診料など

OTC価格

薬剤費

5,350

1,710(患者3割負担)

1,659(患者3割負担)

1,140(患者2割負担)

1,106(患者2割負担)

180

570(患者1割負担)

初・再診料など

OTC価格

薬剤費

963 (580~1,425)

553(患者1割負担)

初・再診料など

OTC価格

※1 複数銘柄がある場合、それらの薬価の平均から算出。薬剤費は診療報酬点数として算定した場合の費用を記載。
※2 初診料(291点)、処方箋料(60点)、調剤基本料1(45点)、服薬管理指導料(59点)、調剤管理料(処方日数に対応した点数)、調剤調製料(内服薬・外服薬)、後発医薬品調剤体制加算2(28点)を算定したケースで算出。
※3 OTC薬は購入先やメーカーの違い(ブランド品、それ以外)によって価格は大きく異なる。Amazon・楽天等のインターネット販売サイトにおいて確認できた範囲における販売価格の平均を記載。(2025年3月時点)
※4 葛根湯(顆粒)の場合、OTC薬は医療用医薬品に比べて、1/4~1/3程度成分の含量が少ない場合がある。

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