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居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員の“やりがい”と“カスタマーハラスメント”に関する実態調査報告書 (30 ページ)
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出典情報 | 居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員の“やりがい”と“カスタマーハラスメント”に関する実態調査報告書(4/1)《日本介護支援専門員協会》 |
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第3章 本調査から得られた知見と考察
--------------------------------------------------------------------------Q1.からQ13.の基本属性に関する設問の回答は、これまで当協会で実施した調査や他機
関の調査結果と同様のものであった(単純集計結果は P7~10、表 1-1~表 1-13)。
Q14.介護支援専門員の“やりがい”と“満足”に関する設問で、“やりがい”に「影響す
る」として最も多く選ばれたのは「⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件」63.0%、
「ある程度影響する」もあわせると 90.1%だった。しかし、この問いに対して「満足している」
と回答したのは 8.9%、
「ある程度満足している」を合わせても 44.6%と半数にも満たなかっ
た。
“やりがい”の面では重視されているが“満足”度は低いという傾向は、
「⑦仕事と私生活
の両立」
「⑬事業所(法人)や管理者等からの評価」でも確認できる。介護支援専門員の人材
確保が課題となっている現状において、
「⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件」
「⑦仕事と私生活の両立」における“やりがい”と“満足”が乖離した結果は深刻に受け止め
るべきであろう。
Q14.やりがい(単純集計) ※無回答・該当しないを除く
0%
20%
⑥n=1,236/⑦n=1,231/⑬n=1,105
40%
60%
80%
100%
⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件
63.0%
27.1%
7.1% 2.8%
⑦仕事と私生活の両立
62.5%
30.1%
6.0% 1.4%
⑬事業所(法人)や管理者等からの評価
影響する
40.1%
ある程度影響する
Q14.満足度(単純集計)
あまり影響しない
20%
8.9%
40%
35.7%
13.5%
46.8%
⑬事業所(法人)や管理者等からの評価
10.5%
50.8%
ある程度満足している
4.5%
⑥n=1,164/⑦n=1,164/⑬n=1,035
60%
80%
29.6%
⑦仕事と私生活の両立
満足している
12.6%
影響しない
※無回答・該当しないを除く
0%
⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件
42.8%
あまり満足していない
100%
25.9%
28.1%
24.3%
11.6%
14.4%
満足していない
一方で、
「①利用者の在宅生活が継続できている等のケアマネジメントの成果が実感できる
こと」は“やりがい”に「影響する」
「ある程度影響する」を合わせると 90.9%で最多であり、
同選択肢に「満足している」
「ある程度満足している」を合わせると 80%だった。また、
「②日
頃の業務で介護支援専門員としての専門性が発揮できること」
「⑤他の専門職や事業所等と信
頼関係を構築できること」も“やりがい”と“満足”ともに高く、ケアマネジメント業務その
ものに関しては“やりがい”と“満足”が比較的高い次元でシンクロしているといえる。
(P11~14、表1-14-1~1-14-4)
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第3章 本調査から得られた知見と考察
--------------------------------------------------------------------------Q1.からQ13.の基本属性に関する設問の回答は、これまで当協会で実施した調査や他機
関の調査結果と同様のものであった(単純集計結果は P7~10、表 1-1~表 1-13)。
Q14.介護支援専門員の“やりがい”と“満足”に関する設問で、“やりがい”に「影響す
る」として最も多く選ばれたのは「⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件」63.0%、
「ある程度影響する」もあわせると 90.1%だった。しかし、この問いに対して「満足している」
と回答したのは 8.9%、
「ある程度満足している」を合わせても 44.6%と半数にも満たなかっ
た。
“やりがい”の面では重視されているが“満足”度は低いという傾向は、
「⑦仕事と私生活
の両立」
「⑬事業所(法人)や管理者等からの評価」でも確認できる。介護支援専門員の人材
確保が課題となっている現状において、
「⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件」
「⑦仕事と私生活の両立」における“やりがい”と“満足”が乖離した結果は深刻に受け止め
るべきであろう。
Q14.やりがい(単純集計) ※無回答・該当しないを除く
0%
20%
⑥n=1,236/⑦n=1,231/⑬n=1,105
40%
60%
80%
100%
⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件
63.0%
27.1%
7.1% 2.8%
⑦仕事と私生活の両立
62.5%
30.1%
6.0% 1.4%
⑬事業所(法人)や管理者等からの評価
影響する
40.1%
ある程度影響する
Q14.満足度(単純集計)
あまり影響しない
20%
8.9%
40%
35.7%
13.5%
46.8%
⑬事業所(法人)や管理者等からの評価
10.5%
50.8%
ある程度満足している
4.5%
⑥n=1,164/⑦n=1,164/⑬n=1,035
60%
80%
29.6%
⑦仕事と私生活の両立
満足している
12.6%
影響しない
※無回答・該当しないを除く
0%
⑥給与や福利厚生等の安心して生活できる労働条件
42.8%
あまり満足していない
100%
25.9%
28.1%
24.3%
11.6%
14.4%
満足していない
一方で、
「①利用者の在宅生活が継続できている等のケアマネジメントの成果が実感できる
こと」は“やりがい”に「影響する」
「ある程度影響する」を合わせると 90.9%で最多であり、
同選択肢に「満足している」
「ある程度満足している」を合わせると 80%だった。また、
「②日
頃の業務で介護支援専門員としての専門性が発揮できること」
「⑤他の専門職や事業所等と信
頼関係を構築できること」も“やりがい”と“満足”ともに高く、ケアマネジメント業務その
ものに関しては“やりがい”と“満足”が比較的高い次元でシンクロしているといえる。
(P11~14、表1-14-1~1-14-4)
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