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居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員の“やりがい”と“カスタマーハラスメント”に関する実態調査報告書 (26 ページ)

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出典情報 居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員の“やりがい”と“カスタマーハラスメント”に関する実態調査報告書(4/1)《日本介護支援専門員協会》
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・10 年以上経験すると、亡くなったり施設入所等で終了するケースも多々有るが、終了時に
家族さんや関係事業所などから「良い介護をする事が出来た」との労いや感謝の言葉を頂
けた時は自身のケアマネジメントが評価されたのだなぁと感じます。
・あなたが毎回来て話を聞いてくれるから元気でいられるよ。いつも来るのを楽しみにして
ます。と、訪問を心待ちにされている。
(ネガティブなエピソード、意見)
・ある程度のやりがいを感じてきたが、定年退職後の再雇用になったので仕事量が同じなの
に給与が減り、モチベーションも下がっているところ。ただ、仕事の内容としてはある程
度やりがいを感じる。しかし、そうしたボランタリー気質が働き方を悪化させている要因
とのジレンマも感じている。
・ケアマネの仕事にはやりがいは感じてるが、更新するために研修を長時間受けなければな
らないので負担が大きい。課題を出されて書類作成する時間がない。
・どんなケースを担当しても、どんな書類を作成しても報酬面は同じであり、付加価値や評
価が見えにくい職種であると考えている。介護支援専門員の報酬が上がらないとやりがい
につながる繋がることは、その他のどんな対策を行ったとしても変わらないと考えている。
以下、テキストマイニング(KH Coder)を使い、文章をデータとして解析し、特定のキーワ
ードの頻度、文章の構造、感情分析、トピック抽出など、Q21.(自由記載)の可視化を試みた。
結果については以下のとおりで、やりがいに直結するものとしては「利用者」および「家
族」が大きく、労働環境につながる「上司」や「職場」または「賃金」というカテゴリーは確
認されず「仕事」というカテゴリーはあっても「利用者」および「家族」と比較すると小さい
ものとなっている。
また「家族」から「感謝」の Subgraph に関連付けられており、介護支援専門員にとっての
やりがいは、利用者支援の中で生じる利用者や家族との関係性の中で感じられている傾向が
大きいと言える。
[図1]

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