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提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (197 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

0人/年

見直し後の症例数(人)

約550人/年

見直し前の回数(回)

0回/年

見直し後の回数(回)

約550人×10 回/年

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

前述の調査結果から、我が国の年間総出生児の0.3% (約2700人/90万人出生) が先天性CMV感染で出生しており、その感染児の約20%(約540人)
が、出生時に何らかの臨床症状を有して出生する症候性先天性CMV感染症と考えられる。この症候性先天性CMV感染症の約80%が、その後の乳幼児
期に難聴や発達遅延を生じており、我が国の小児に大きな疾病負荷を与えている。症候性先天性CMV感染症の児に対して、抗サイトメガロウイル
ス化学療法剤(バルガンシクロビル塩酸塩)による治療を行った場合、投与期間は6か月間とされている。血中CMV量の測定は、治療期間中、最低
3時点(治療前、治療開始4-6週時点、治療終了時点)が必要と考えられており、平均実施回数を3回と算出した。

・AMED成育疾患克服等総合研究事業、サイトメガロウイルス、トキソプラズマ等の母子感染の予防と診療に関する研究班から令和5年度に診療ガイ
ドラインが示される予定である。
・CMV核酸定量は通常の血液採取で測定可能であり、難易度は高くない。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 新生児及び乳幼児の採血は周産期医療施設、小児医療施設における基本的な検査技術であり、特別な体制は必要としない。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 通常の採血によるため、追加人員配置は特に必要としない。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 「臨床検査のガイドライン」等、臨床検査に関して定める標準的な基準及び手順を遵守する。
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

通常の血液採取であるため、リスクは他の一般的な採血に準ずる。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特に問題ない。

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

該当なし
該当なし
該当なし

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

該当なし

区分をリストから選択

番号
技術名

該当なし
該当なし

具体的な内容

該当なし
増(+)

プラスマイナス
予想影響額(円)
⑩予想影響額

その根拠
備考

7,425,000
当該技術の費用(先天性サイトメガロウイルス感染症児の費用) 4,500円(450点)×550人/年×治療前、治療中、治療後の平均測定回数 3回
=7,425,000円
該当なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし(既に測定機器は市販されている)

⑫その他

先天性サイトメガロウイルス感染症による健康被害は、上述の推定により年間440人(550人×0.8)と推定される。1人当たり年間百万の医療経済
的損失をもたらすとすると、年間の損失は4億4千万円となる。この金額が毎年加算されていくこととなる。

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

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