よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書03(0399頁~0598頁)医療技術評価・再評価提案書 (142 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1)名称

MRI 対応植込み型不整脈治療デバイス患者のMRI 検査の施設基準

2)著者

日本医学放射線学会、日本磁気共鳴医学会、日本不整脈心電学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

2014年1月8日

4)概要

従来の心臓植込み型電気的デバイス(ペースメーカ、除細動器、両室ペースメーカなど:Cardiac Implantable Electronic Devices, CIEDs)が
植込まれた患者の磁気共鳴画像(MRI)検査は原則禁忌である。これは、CIEDs 本体がMRI 検査によって電磁干渉を受けるほかに,MRI 装置の発
生する静的・動的電磁界が金属としてのCIEDs 本体およびリードに作用するためであり、さまざまな合併症の報告に加えて死亡例の報告 もあ
る。
近年、MRI 検査が可能なCIEDs が開発され、本邦にも導入されることになった。これまでCIEDs 装着患者では実質上MRI 検査が原則禁忌とされて
いた医療現場において、医療現場の混乱を回避するとともに患者の安全を確保する目的で、条件付きMRI 対応CIEDs 患者のMRI 検査の施設基準を
設定する。当該患者のMRI 検査はこの施設基準を満たす施設でのみ可能であり、検査にあたっては必要な実施条件を遵守することが求められる。
また、製造販売者は関連学会とともに、条件付きMRI 対応CIEDs に関する情報や注意事項を医療従事者だけでなく一般に対しても広く周知させる
よう努めることが望まれる。

1)名称

A National Survey on Safety Management at MR Imaging Facilities in Japan

2)著者

Azuma M, Kumamaru KK, Hirai T, Khant ZA, Koba R, Ijichi S, Jinzaki M, Murayama S, Aoki S.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Magn Reson Med Sci. 2021;20(4):347-358.

4)概要

平成30年度厚生労働行政推進調査事業費(地域医療基盤開発推進研究事業)MRI装置の安全な運用に関する調査研究をまとめたものである。5914
施設のうち、2015施設(34%)がアンケートに回答した。このアンケート調査に回答した施設のうち、MRI検査と関連する重大なインシデントが
1954施設中90施設(5%)の102例で発生し、その102例中体内植込み型医療機器の故障が10例(10%)でみられた。また、体内デバイスの管理は
重大なインシデントに関連する重要な因子であった。

1)名称

MRI検査を安全に行なうための体内デバイス管理指針

2)著者

日本磁気共鳴医学会、日本医学放射線学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

2021年11月15日

4)概要

平成30年度厚生労働行政推進調査事業費(地域医療基盤開発推進研究事業)MRI装置の安全な運用に関する調査研究にて、体内デバイスの管理が
重大なインシデントに関連する重要な因子であることが明らかになった。これを受け、日本磁気共鳴医学会と日本医学放射線学会は共同でMRI検
査を安全に行なうための体内デバイス管理指針を設定した。本指針にてMRI検査において適切な安全管理を行なうための放射線部内および放射線
部外の連携を含め具体的な方法を提示している。本指針に準じて管理することで、体内デバイスを有する患者のMRI検査がより安全に、精度高く
実施されると期待される。

1)名称

Complications of cochlear implants with MRI scans in different body regions: type, frequency and impact

2)著者

Alberalar ND, Reis J, Piechotta PL, Beetz NL, Fehrenbach U, Geisel D, Thomas A, Busse H, Denecke T.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Insights Imaging.

4)概要

条件付きMRI対応人工内耳を植込まれた66例の患者のうち、4例(6.1%)で磁石の逸脱で再手術になることや17例(19.7%)の患者に痛みによる中
止も報告され、MRI関連の合併症が多いことが報告されている。

1)名称

Is diversity harmful?-Mixed-brand cardiac implantable electronic devices undergoing magnetic resonance imaging

2)著者

König CA, Tinhofer F, Puntus T, Burger AL, Neubauer N, Langenberger H, Huber K, Nürnberg M, Zweiker D.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Wien Klin Wochenschr. 2022;134(7-8):286-293.

4)概要

条件付きMRI対応植込み型心臓不整脈デバイスを植込まれた89例の患者のうち、2例(2.2%)でMRI検査中に心房細動が起こり、そのうち1例はデバ
イスの障害が生じた。条件付きMRI対応植込み型心臓不整脈デバイスはMRI関連の合併症の頻度は少ないが、MRI関連の合併症が起こりうる。

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

2023;14(1):9.

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

540