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規制改革推進に関する答申(令和5年6月1日) (81 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_index.html
出典情報 規制改革推進に関する答申(6/1)《内閣府》
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厚生労働省は、支払基金において、レセプト等の審査を行う審査委員会の審
査委員会費について、AIによるレセプト振り分け機能の採用による審査委員
が審査する目視対象レセプト及び審査委員の審査従事時間の減少の効果を反
映し、それに応じた金額が削減される仕組みが検討されるようにする。あわせ
て、厚生労働省は、支払基金の審査委員会費の透明性を向上させるため、都道
府県審査委員会ごとの審査委員会費の額及びその内訳が毎年度公表されるよ
うにする。

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厚生労働省は、医療機関等による診療報酬の請求方法について、令和4年6
月の規制改革実施計画を踏まえ令和5年3月に厚生労働省において取りまと
められた「オンライン請求の割合を 100%に近づけていくためのロードマップ」
が実効的なものとなるよう、必要な対策を講ずる。
具体的には、光ディスク等による請求や紙レセプトによる請求を継続しよう
とする医療機関等が提出するオンライン請求への移行計画や届出について、厚
生労働省は、経過的な取扱いが必要なものと認められる事情や移行に向けた計
画として記載すべき事項等を整理・明確化するとともに、医療機関等が必要な
対応を早期に行うよう促し、提出された移行計画等が適切なものであることが
確認されるようにする。

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厚生労働省は、柔道整復療養費について、オンライン請求の導入及び柔道整
復療養費の請求が原則オンライン請求により行われるために必要な措置を検
討する。
あわせて、柔道整復療養費に関するオンライン請求の導入に関する検討結果
も参考に、あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費について、オンライン
請求の導入に向けた課題を検討し、早期に結論を得る。

(3)医療関係職種間のタスク・シフト/シェア等
<基本的考え方>
高齢者の増加、生産年齢人口の減少、歯止めがかからない地域の過疎化といっ
た人口構造変化により、医療過疎の地域のみならず、それ以外の地域(大都市、
地方都市)においても、地域によっては今後、医師、薬剤師又は看護師の不足が
みられる場合も想定される。もはや、各地域において、十分な数の医療職が存在
し、その専門能力に基づく地域に必要とされる医療サービスが提供できなくなっ
ているとの指摘を直視する必要がある。

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