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特定細胞加工物等の微生物学的安全性に関する指針第2版(案)[856KB] (23 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 再生医療等評価部会(第117回 5/28)《厚生労働省》 |
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別添
調製する難しさもあり、より高濃度(例えば定性的限界の 10 倍量)のランコントロー
ルを同時に測定することも有用である。
採用した NAT を目的とする検体に適用した場合に十分な標榜検出感度をもった検出
手法であること確認する必要がある。例えば、市販されている迅速無菌試験法用の
NAT キットを採用する際には、適用しようとしている特定細胞加工物等(又は代替と
なる被験物等)を用いて、キットの標榜検出感度が得られることを確認することが重
要である。
②
被験物において目的検出感度が得られるかの確認
NAT による検出では、5.
(2)①の考え方に基づき、標的配列の増幅効率だけでな
く、被験物のうち被験検体としてどれだけの量(被験用量)をサンプリングして NAT
の検査に供するのか、さらに適切なゲノム抽出手法となっているのかを確認すること
が高感度に検出するために重要となる。すなわち、NAT の増幅効率がいかに高くても、
目的ゲノムの抽出効率が十分ではない場合や、被験物全体量に対する被験用量の割合
が非常に小さい場合には目的とする被験物に対して十分な目的検出感度が得られない
ことが想定される(別添1図1)
。
このため用いる NAT の標榜検出感度の評価に際しては、どのような抽出法を用いる
のかを十分に検討した上で、被験物に対して十分な目的検出感度で微生物汚染の検出
ができる被験用量、抽出法となっているかを確認する必要がある。これは、核酸抽出
用キットを用いた場合に、適用する被験物の種類(例えば細胞懸濁液を用いるのか、
その代替として培養上清液や細胞洗浄液などを用いるのか)によって核酸抽出効率が
大きく変わる可能性があり、このため、NAT を用いた迅速無菌試験を実施する場合に
は、核酸抽出効率を踏まえた被験物に対する目的検出感度を評価することが重要であ
る。
(4) 被験検体からのゲノムの抽出、増幅、検出操作についての技術的考慮事項
①
増幅産物による環境汚染・偽陽性リスクの低減
核酸増幅の検出方法としては、増幅産物を電気泳動により分離検出する方法やクロ
マトチップなどを用いて検出する手法など多様な手法が開発されている。ただし、こ
のような検出手段は増幅産物を開放系に持ち出して検出する必要があり、そのために
増幅産物の検査環境への汚染を防止する対応が必要になることに注意が必要である。
すなわち増幅産物が環境へ放出され、検査環境そのものが汚染されると、次の NAT に
よる増幅検査で前回の増幅産物の持ち込みによる偽陽性を起こす可能性が生じる。こ
のために、NAT の試薬調製、検体からのゲノム抽出、抽出したゲノム検体を用いた増
幅反応液の調製、最後に核酸増幅とその検出を上流から下流に流れるような一方向の
操作を行い、最終的な増幅産物が逆流しないようなシステムを構築する必要がある
(図3)
。
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調製する難しさもあり、より高濃度(例えば定性的限界の 10 倍量)のランコントロー
ルを同時に測定することも有用である。
採用した NAT を目的とする検体に適用した場合に十分な標榜検出感度をもった検出
手法であること確認する必要がある。例えば、市販されている迅速無菌試験法用の
NAT キットを採用する際には、適用しようとしている特定細胞加工物等(又は代替と
なる被験物等)を用いて、キットの標榜検出感度が得られることを確認することが重
要である。
②
被験物において目的検出感度が得られるかの確認
NAT による検出では、5.
(2)①の考え方に基づき、標的配列の増幅効率だけでな
く、被験物のうち被験検体としてどれだけの量(被験用量)をサンプリングして NAT
の検査に供するのか、さらに適切なゲノム抽出手法となっているのかを確認すること
が高感度に検出するために重要となる。すなわち、NAT の増幅効率がいかに高くても、
目的ゲノムの抽出効率が十分ではない場合や、被験物全体量に対する被験用量の割合
が非常に小さい場合には目的とする被験物に対して十分な目的検出感度が得られない
ことが想定される(別添1図1)
。
このため用いる NAT の標榜検出感度の評価に際しては、どのような抽出法を用いる
のかを十分に検討した上で、被験物に対して十分な目的検出感度で微生物汚染の検出
ができる被験用量、抽出法となっているかを確認する必要がある。これは、核酸抽出
用キットを用いた場合に、適用する被験物の種類(例えば細胞懸濁液を用いるのか、
その代替として培養上清液や細胞洗浄液などを用いるのか)によって核酸抽出効率が
大きく変わる可能性があり、このため、NAT を用いた迅速無菌試験を実施する場合に
は、核酸抽出効率を踏まえた被験物に対する目的検出感度を評価することが重要であ
る。
(4) 被験検体からのゲノムの抽出、増幅、検出操作についての技術的考慮事項
①
増幅産物による環境汚染・偽陽性リスクの低減
核酸増幅の検出方法としては、増幅産物を電気泳動により分離検出する方法やクロ
マトチップなどを用いて検出する手法など多様な手法が開発されている。ただし、こ
のような検出手段は増幅産物を開放系に持ち出して検出する必要があり、そのために
増幅産物の検査環境への汚染を防止する対応が必要になることに注意が必要である。
すなわち増幅産物が環境へ放出され、検査環境そのものが汚染されると、次の NAT に
よる増幅検査で前回の増幅産物の持ち込みによる偽陽性を起こす可能性が生じる。こ
のために、NAT の試薬調製、検体からのゲノム抽出、抽出したゲノム検体を用いた増
幅反応液の調製、最後に核酸増幅とその検出を上流から下流に流れるような一方向の
操作を行い、最終的な増幅産物が逆流しないようなシステムを構築する必要がある
(図3)
。
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