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特定細胞加工物等の微生物学的安全性に関する指針第2版(案)[856KB] (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73503.html
出典情報 厚生科学審議会 再生医療等評価部会(第117回 5/28)《厚生労働省》
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別添

(2) 無菌試験の検出感度の設定


特定細胞加工物等に使用する迅速無菌試験の検出感度の考え方
無菌試験で必要とされる感度の考え方としては、被験物の全体量から被験用量(試

験に供するために採取する被験検体の用量)をどれだけ設定するかが重要となる。被
験用量は無菌試験法の種類によって大きく異なっている点にも留意が必要である(別
添1表1)。例えば、100mL の培養液(細胞洗浄液なども含む。)を被験物として、そ
こから1mL の被験検体を採取して試験を行う場合、使用する無菌試験の標榜検出感度
が被験用量あたり 10cfu であったとしても、被験物の全体量から考えた目的検出感度
は、1000cfu しか得られないことになる(下記式)


〔目的検出感度〕 = 〔標榜検出感度〕 ×

[被験物の全体量]
[被験用量]

その一方で、例えば、被験物として培養液又は洗浄液全量を対象としてメンブラン
フィルター法を適用し、混入する微生物をトラップした当該メンブランをそのまま試
験に供した場合には、被験物の全体量を用いて無菌試験法を適用したことになる。こ
のように、メンブランフィルター法は無菌試験法の感度を向上させるための手法の一
つとして挙げられる。
以上のとおり、被験物の全体量における被験用量の割合の関係性によって目的検出
感度を設定することが必要である「(別添1図2)。


被験物の種類
無菌試験の実施において、被験物としてどの検体を用いるかも検出感度や精度に大

きく影響する。無菌試験に供する被験物の選択に関しては、投与のタイミングとも関
連するが、特定細胞加工物等の出荷判定又は投与の判断の目的で実施する場合は製造
した細胞加工物又は核酸等を対象として検査を実施することが基本となる。一方で、
製造後に直に投与する計画の場合又は最終産物の培養上清や細胞懸濁液を被験物とし
た方がより高感度に測定できる場合といった、検出感度等の点から合理的な理由があ
る場合もあり得る。また、接着細胞やオルガノイド等の培養工程において無菌試験を
実施するときには、培養上清を採取し、試験に供すること、特定細胞加工物等として
リンパ球などの懸濁培養を行っている場合には細胞懸濁液のまま又はその遠心上清を
試験に供することも想定される。ただし、このような場合には、無菌試験実施以降の
工程での汚染を十分に防止する工程管理上の対策が必須となる。また、このような被
験物の違いが、アッセイの手法や検出感度に大きく影響することがあり、採取した検
体により検出感度がどのように影響を受けるのかをあらかじめ確認し、適切性を評価
しておくこと。この評価においては、どの検体を用いた場合に最も効率よく汚染を検
出できるのかを踏まえて被験物の設定が求められる。

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