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【参考資料2-2】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・入院編 (48 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
第四版
医科・入院編
感染症
長期
治療期間
短期治療期間
留意点
文献
急性化膿性胆管炎
4~7 日間
3~5 日間
観察研究・小規模な RCT では短期治療
(3~5 日間)で長期治療に劣らない可能
性が示唆され、現在 RCT が進行中。
24-26
ドレナージが十分
になされた消化管
穿孔による
腹膜炎、術後腹腔
内感染症
10~15 日間
4~8 日間
手術等によりソースコントロールが良好
にできている場合に短期治療が考慮され
る。
ソースコントロールが不十分な場合には
重症度、治療による血行動態や症状所見
の変化、画像評価の結果等から総合治療
期間を決定する。
免疫不全のある症例や重症例、血液培養
陽性の場合に短期治療が適用できるかの
データは不十分。
27,28
14 日間
7 日間
グラム陽性菌も含めた RCT は 1 件の
み。
黄色ブドウ球菌、S. lugdunensis による
菌血症、カンジダ血症、抗酸菌やそのほ
か長期治療の必要な微生物による菌血症
は対象外。
感染性心内膜炎、関節炎、骨髄炎は対象
外。
人工物関連感染や膿瘍の場合、ソースコ
ントロールができていることが必要。
造血幹細胞移植・固形臓器移植レシピエ
ント、好中球減少、ステロイド・免疫抑
制剤の使用等の免疫不全は RCT の対象
外となっている。
29-37
菌血症
非複雑性黄色
血液培養陰性化
ブドウ球菌菌血症 から 28~42 日間
血液培養陰性化 別冊 1. (1) 黄色ブドウ球菌 治療③の項
目の条件をすべて満たす場合に短期治療
から 14 日間
が適応となる可能性がある。
37
1
2
3
(3) 菌血症における短期治療のエビデンス
4
<参考箇所:p.120>
5
4. 入院患者の感染症に対する基本的な考え方>(1) 診断・治療のプロセス>(vi) 感染
6
症の治療期間>②治療期間の考え方と注意点>B) 短期治療を適用するための条件
7
8
菌血症の短期治療(7 日間治療)と長期治療(14~15 日間治療)を比較した主要
9
な RCT は 4 件あり、対象とした菌種は腸内細菌目細菌のみが 1 件エラー! 参照元が見つかりませ
10
、ブドウ糖非発酵菌を除くグラム陰性菌が 1 件エラー! 参照元が見つかりません。、ブドウ糖非発
ん。
11
酵菌を含むグラム陰性菌が 1 件エラー! 参照元が見つかりません。、グラム陽性・陰性問わず、わず
12
か 1 件 36 である。したがって、主にグラム陰性菌、その中でも腸内細菌目細菌によ
13
る菌血症におけるエビデンスが豊富で、グラム陽性菌におけるエビデンスは比較的
14
乏しい。グラム陽性菌も解析対象とした RCT でも黄色ブドウ球菌と Staphylococcus
48
第四版
医科・入院編
感染症
長期
治療期間
短期治療期間
留意点
文献
急性化膿性胆管炎
4~7 日間
3~5 日間
観察研究・小規模な RCT では短期治療
(3~5 日間)で長期治療に劣らない可能
性が示唆され、現在 RCT が進行中。
24-26
ドレナージが十分
になされた消化管
穿孔による
腹膜炎、術後腹腔
内感染症
10~15 日間
4~8 日間
手術等によりソースコントロールが良好
にできている場合に短期治療が考慮され
る。
ソースコントロールが不十分な場合には
重症度、治療による血行動態や症状所見
の変化、画像評価の結果等から総合治療
期間を決定する。
免疫不全のある症例や重症例、血液培養
陽性の場合に短期治療が適用できるかの
データは不十分。
27,28
14 日間
7 日間
グラム陽性菌も含めた RCT は 1 件の
み。
黄色ブドウ球菌、S. lugdunensis による
菌血症、カンジダ血症、抗酸菌やそのほ
か長期治療の必要な微生物による菌血症
は対象外。
感染性心内膜炎、関節炎、骨髄炎は対象
外。
人工物関連感染や膿瘍の場合、ソースコ
ントロールができていることが必要。
造血幹細胞移植・固形臓器移植レシピエ
ント、好中球減少、ステロイド・免疫抑
制剤の使用等の免疫不全は RCT の対象
外となっている。
29-37
菌血症
非複雑性黄色
血液培養陰性化
ブドウ球菌菌血症 から 28~42 日間
血液培養陰性化 別冊 1. (1) 黄色ブドウ球菌 治療③の項
目の条件をすべて満たす場合に短期治療
から 14 日間
が適応となる可能性がある。
37
1
2
3
(3) 菌血症における短期治療のエビデンス
4
<参考箇所:p.120>
5
4. 入院患者の感染症に対する基本的な考え方>(1) 診断・治療のプロセス>(vi) 感染
6
症の治療期間>②治療期間の考え方と注意点>B) 短期治療を適用するための条件
7
8
菌血症の短期治療(7 日間治療)と長期治療(14~15 日間治療)を比較した主要
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な RCT は 4 件あり、対象とした菌種は腸内細菌目細菌のみが 1 件エラー! 参照元が見つかりませ
10
、ブドウ糖非発酵菌を除くグラム陰性菌が 1 件エラー! 参照元が見つかりません。、ブドウ糖非発
ん。
11
酵菌を含むグラム陰性菌が 1 件エラー! 参照元が見つかりません。、グラム陽性・陰性問わず、わず
12
か 1 件 36 である。したがって、主にグラム陰性菌、その中でも腸内細菌目細菌によ
13
る菌血症におけるエビデンスが豊富で、グラム陽性菌におけるエビデンスは比較的
14
乏しい。グラム陽性菌も解析対象とした RCT でも黄色ブドウ球菌と Staphylococcus
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