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【参考資料2-2】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・入院編 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

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第四版

医科・入院編

(3) 抗微生物薬の不適正使用とは

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本手引きでは、抗微生物薬が適正使用されていない状況を「不必要使用」と「不

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適切使用」に大別して記載する。「不必要使用」とは、抗微生物薬が必要でない病態

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において抗微生物薬が使用されている状態を指す。また、「不適切使用」とは抗微生

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物薬が投与されるべき病態であるが、その状況における抗微生物薬の選択、使用量、

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使用期間が標準的な治療から逸脱した状態を指す。

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以前に処方された抗菌薬を保存しておき、発熱等の際に患者が自らの判断で服用

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することは、「不必要使用」又は「不適切使用」のいずれかになる可能性が考えられ

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るが、このような抗微生物薬の使用は、感染症の診断を困難にするばかりではなく、

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安全面(薬剤の副作用、必要量以上の投与等)からも問題がある。特殊な状況を除

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いて、患者はこのような行為は慎み、医療従事者は上記のような使用をしないよう

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に患者に伝えることが重要である。

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