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【参考資料2-2】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・入院編 (33 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
第四版
医科・入院編
1
ならず、RCT からも除外されている(黄色ブドウ球菌の項を参照)85。表 7 に挙げ
2
た条件等を参考に、短期治療の適応かどうかを症例ごとに検討する エラー! 参照元が見つかりま
3
せん。,86
。
4
5
表 7.
短期治療を適用するための条件の例(菌血症の場合)86
菌血症の原因となった感染巣
<以下のいずれかに当てはまる>
(1) UTI、(2) 腹腔内/胆道感染、(3) CRBSI、(4) 肺炎(器質的肺疾患のある症
例・膿胸/膿瘍の合併・嚢胞性線維症例を除く)、(5) 皮膚軟部組織感染
<以下のいずれにも当てはまらない>
感染性心内膜炎、(2) 関節炎、(3) 骨髄炎
以下の菌種による菌血症ではない
黄色ブドウ球菌、Staphylococcus lugdunensis
カンジダ属をはじめとした真菌
抗酸菌やそのほか長期治療の必要な微生物(Listeria monocytogenes 等)
血管内人工物の留置がない
人工弁や人工血管、血管内グラフト(ただし、冠動脈ステントを除く)
人工物関連感染や膿瘍の場合、ソースコントロールができている
感染した人工物やカテーテル・デバイスの除去、感染性液体貯留のほぼ完全な
ドレナージ、必要に応じ画像検査で残存する感染巣がないことの確認
造血幹細胞移植、固形臓器移植、好中球減少症、ステロイド、免疫抑制剤使用
等の免疫不全がない
ただし、免疫抑制治療中でも安定していれば症例ごとに判断する
有効な抗菌薬治療開始後 48~72 時間以内に臨床上の改善が見られる、最低でも
解熱し血行動態が安定化している
この条件を満たさなければ短期治療が不可ではなく、この条件を満たしている
場合は積極的に短期治療の候補と考える
6
7
33
第四版
医科・入院編
1
ならず、RCT からも除外されている(黄色ブドウ球菌の項を参照)85。表 7 に挙げ
2
た条件等を参考に、短期治療の適応かどうかを症例ごとに検討する エラー! 参照元が見つかりま
3
せん。,86
。
4
5
表 7.
短期治療を適用するための条件の例(菌血症の場合)86
菌血症の原因となった感染巣
<以下のいずれかに当てはまる>
(1) UTI、(2) 腹腔内/胆道感染、(3) CRBSI、(4) 肺炎(器質的肺疾患のある症
例・膿胸/膿瘍の合併・嚢胞性線維症例を除く)、(5) 皮膚軟部組織感染
<以下のいずれにも当てはまらない>
感染性心内膜炎、(2) 関節炎、(3) 骨髄炎
以下の菌種による菌血症ではない
黄色ブドウ球菌、Staphylococcus lugdunensis
カンジダ属をはじめとした真菌
抗酸菌やそのほか長期治療の必要な微生物(Listeria monocytogenes 等)
血管内人工物の留置がない
人工弁や人工血管、血管内グラフト(ただし、冠動脈ステントを除く)
人工物関連感染や膿瘍の場合、ソースコントロールができている
感染した人工物やカテーテル・デバイスの除去、感染性液体貯留のほぼ完全な
ドレナージ、必要に応じ画像検査で残存する感染巣がないことの確認
造血幹細胞移植、固形臓器移植、好中球減少症、ステロイド、免疫抑制剤使用
等の免疫不全がない
ただし、免疫抑制治療中でも安定していれば症例ごとに判断する
有効な抗菌薬治療開始後 48~72 時間以内に臨床上の改善が見られる、最低でも
解熱し血行動態が安定化している
この条件を満たさなければ短期治療が不可ではなく、この条件を満たしている
場合は積極的に短期治療の候補と考える
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