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【参考資料2-2】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・入院編 (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

第四版

医科・入院編

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微生物薬のスペクトラムに含まれていない原因微生物の可能性を考え、抗微生物薬

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の追加や変更について検討を行うと同時に、図 3 に挙げるようなものを中心にその

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原因の鑑別を進めることが重要である 87,90,91。

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図 3.

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治療効果が不十分と感じる場合の主な原因

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(ii) 抗菌薬の経静脈投与と経口投与

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【要旨】

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 抗菌薬の経静脈投与から経口投与への変更には多くの利点があり、可能な症例

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では積極的に検討する

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 経口抗菌薬への変更にあたっては、一定の条件を満たす必要がある

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 バイオアベイラビリティ(bioavailability)に優れた経口抗菌薬を選択すること

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で、経静脈抗菌薬と同等の効果を期待できることが多い

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はじめに

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抗微生物薬の投与ルートには経静脈と経口がある。入院患者では重症度や経口摂

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取困難等の理由から経静脈的な抗菌薬投与が初期治療として選択されることが多い。

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経静脈投与から経口投与への変更には、薬剤コストや静注抗菌薬の調整に関わる時

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間の削減・入院期間の短縮・患者の快適性の向上・点滴に関連した感染症や血栓症

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